The Perseid meteor shower peaks on the night of August 12.——この peaks を「山」と読むと、文が成立しません。

peak は動詞で「ピークを迎える」。英語の見出しでは、名詞で覚えている語がいきなり動詞で出てきます。今朝の3本から、そういう語を6つ拾います。

スポンサーリンク

🚕 ニュース1:ハンドルのないロボタクシーが、有料デビュー

Amazon's Zoox to launch paid robotaxi service in Las Vegas on Aug. 10
Amazon傘下のZoox、8月10日にラスベガスで有料ロボタクシーを開始へ
読めますか? 引っかかるとしたら to launch のはずです。

Amazon傘下の自動運転企業Zooxが、8月10日からラスベガスで有料運行を始めます。ハンドルもアクセルもない箱型の車内に、4人が向かい合って座る構造。米連邦当局から7月に一時的な例外承認を受け、米国初の有料運行に踏み切りました。

今日の一語:to +動詞(見出しの未来形)

見出しの to launch は「起動するために」ではありません。英語の見出しでは、これから起きることを to +動詞の原形で表します。is going to の is going が丸ごと省略された形だと考えると分かりやすいはずです。

Japan to cut tariffs on imported cheese.
日本、輸入チーズの関税を引き下げへ。
「〜へ」と訳される日本語の見出しと、ぴったり同じ働きをします。

今日の一語:paid

pay の過去分詞ですが、形容詞として「有料の」という意味で使われます。paid service(有料サービス)、paid leave(有給休暇)、paid plan(有料プラン)。無料は free ではなく unpaid になる場面もあるので、対で覚えると便利です。

Is this a paid feature or is it free?
これは有料機能ですか、それとも無料ですか?
アプリやサービスの説明でそのまま使える一文。

🕷 ニュース2:スパイダーマン新作、公開6日で10億ドル突破

'Spider-Man: Brand New Day' Crosses $1 Billion in Six Days, Second-Fastest Movie to Hit Milestone
『スパイダーマン ブランニュー・デイ』、6日で10億ドル突破。史上2番目の速さ
読めますか? 引っかかるとしたら Crosses のはずです。

マーベルの新作が公開6日で世界興行収入10億ドルを突破し、映画史上2番目の速さで大台に乗ったとVarietyが報じました。米国内オープニング3億6,000万ドル、初日興収1億6,980万ドルはいずれも歴代トップです。

今日の一語:cross(動詞)

「横断する」で覚えている語ですが、数字と一緒に使うと「~を超える、大台に乗る」になります。線を越えるイメージがそのまま「基準値を超える」に転用されている、素直な比喩です。

Our channel just crossed 100,000 subscribers.
うちのチャンネル、登録者10万人を超えたところ。
SNSや売上の報告でよく見る形。exceed より口語的です。

今日の一語:milestone

もとは道路脇の「1マイルごとの標識」。そこから「節目、大きな到達点」という意味になりました。hit a milestone / reach a milestone の形で使います。

This is a big milestone for our team.
これはチームにとって大きな節目です。
仕事の報告やスピーチで使いやすい、前向きな一語です。

☄️ ニュース3:ペルセウス座流星群、8月12日夜にピーク

The Perseid meteor shower peaks on the night between August 12 and August 13
ペルセウス座流星群、8月12日夜から13日未明にピーク
読めますか? 引っかかるとしたら peaks のはずです。

夏の風物詩ペルセウス座流星群が、8月12日夜から13日未明にピークを迎えます。今年は極大の頃が新月で、月明かりに邪魔されない好条件。暗い場所なら1時間に50〜75個、条件が良ければ100個近く見える可能性があると報じられています。

今日の一語:peak(動詞)

名詞の「山頂・頂点」から、動詞で「ピークに達する」。天文・感染症・株価・需要など、数が上がって下がるものすべてに使えます。

Sales usually peak in December.
売上はたいてい12月にピークになる。
仕事の説明で頻出。「12月がいちばん多い」を1語で言えます。

今日の一語:new moon

新月。満月は full moon です。new を「新しい」とだけ覚えていると出てこない組み合わせですが、月の満ち欠けが一周してやり直しの状態と考えると腑に落ちます。

The new moon makes it perfect for stargazing.
新月だから、星を見るには最高の条件だ。
stargazing(星を見ること)もセットで覚えると、旅行先の会話で使えます。

📐 今日の「見出し英語」講座:見出しの to は「〜へ」ではなく「これから」

見出しでいちばん誤読されるのが to です。Zoox to launch paid robotaxi service を「起動するために」と読むと、意味が通りません。

見出しの to +動詞の原形は、これから起きることを表します。will や is going to を省いた、見出し専用の未来形だと思ってください。日本語の見出しの「〜へ」と、働きがぴったり重なります。

この to が見えたら、その文はまだ実現していません。「決定した」のか「これからやる」のかを読み分けられるだけで、ニュースの理解度がはっきり変わります。

見出しほんとうの意味
Zoox to launch serviceこれから開始する(未実施)
Spider-Man crosses $1 billionすでに突破した(完了)
The shower peaks on Aug. 12予定として決まっている出来事
Talks set to resume再開の見通し(are が省略)

❓ よくある質問

見出しの動詞が原形か三単現か、どう見分ければいいですか?

直前に to があれば未来、なければ過去の出来事です。Zoox to launch は未来、Spider-Man crosses は完了。この2つのパターンだけで、見出しの時制はほとんど判断できます。

名詞だと思っていた語が動詞で出てきます。覚え方はありますか?

peak、cross、mark、fuel のように、見出しで動詞化する語は数が限られています。出会うたびに「名詞と動詞の両方で使える語リスト」に足していくと、3週間ほどで見出しが引っかからなくなります。

流星群の観測に関する英語も覚えられますか?

はい。meteor shower(流星群)、new moon(新月)、stargazing(星を見ること)は旅行先の雑談でもよく出てきます。ニュースで覚えた語をそのまま会話で使えるのが、時事英語のいちばんおいしいところです。

⚡ 今日の3秒まとめ
  • 見出しの to +動詞 は「これから」
  • peak / cross は名詞に見えて動詞
  • milestone は「節目」。仕事の報告でそのまま使える

読めるようになったら、次は話す番です。

30秒で英会話力を診断する →