先に謝っておきます。この記事を読むと、今まで自信満々に使っていたカタカナ語が次々と「実は英語じゃなかった」と判明して、軽く落ち込みます。
でも安心してください。落ち込むのは全日本人が通る道。そしてこの記事を読み終わる頃には、海外で恥をかくポイントを30個も先回りで回避できています。ランキングは「使用頻度 × 通じなさ × 恥ずかしさ」の独断と偏見で決定。それでは第30位からどうぞ。
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第30位〜第21位 ウォーミングアップ編
30
✕ キーホルダー
⭕ key chain / key ring
「key holder」だと壁に付ける鍵掛けフックのこと。お土産屋で「Key holder please」と言うと壁掛け金具コーナーに案内されます。
29
✕ ダンボール
⭕ cardboard box
「danboru」はもちろん、「dan ball」と言っても謎のボール競技だと思われます。
28
✕ シール
⭕ sticker
英語の seal は「アザラシ」または「封印」。「かわいいシール集めてるんだ」→「かわいいアザラシを集めている人」になります。それはそれで会話は盛り上がる。
27
✕ マフラー
⭕ scarf
muffler は車の消音器。「素敵なマフラーだね」と言ったつもりが「素敵な排気装置だね」に。
26
✕ トランプ
⭕ (playing) cards
「Let's play trump!」と言うと、政治の話が始まったのかと思われます。いろんな意味で気まずい。
25
✕ モーニングコール
⭕ wake-up call
ホテルで「Morning call please」は惜しいけど通じないことも。wake-up call が世界共通です。
24
✕ ガソリンスタンド
⭕ gas station(米)/ petrol station(英)
gasoline stand だと「ガソリンの屋台」。危険物を売る屋台とは一体…。
23
✕ ビニール袋
⭕ plastic bag
vinyl はレコード盤を指すことが多く、「vinyl bag ください」は「レコード入れる袋?」と首をかしげられます。
22
✕ ハイタッチ
⭕ high five
「High touch!」と手を挙げても相手はキョトン。気まずく下ろした手のやり場に困ります。give me five! でもOK。
21
✕ オーダーメイド
⭕ custom-made / made-to-order
order-made は英語に存在しない造語。惜しい、実に惜しい。
第20位〜第11位 被弾者急増エリア
20
✕ スキンシップ
⭕ physical contact / physical affection
skinship は完全な和製語。真顔で言うと「skin…ship?皮膚の船?」という顔をされます。
19
✕ ベビーカー
⭕ stroller(米)/ pushchair(英)
baby car だと「赤ちゃん用の自動車」。免許はどうした。
18
✕ ジェットコースター
⭕ roller coaster
jet coaster は和製語。ジェットエンジン付きコースターを想像されたら、それはもう遊園地ではなく事故です。
17
✕ フライドポテト
⭕ french fries(米)/ chips(英)
fried potato と言うと丸ごと揚げたジャガイモが出てくる可能性が。それはそれで美味しそうだけど。
16
✕ バイキング
⭕ buffet / all-you-can-eat
「Let's go to Viking!」は「北欧の海賊のところへ行こう!」。壮大な冒険が始まってしまう。
食べ放題と海賊、無関係すぎるだろ!(由来は昔の日本のレストラン名です)
15
✕ ペットボトル
⭕ plastic bottle
PET(素材名)は合ってるのに通じない悲劇。「pet bottle」=「ペット用のボトル」と思われ、犬の水筒を想像されます。
14
✕ シャープペンシル
⭕ mechanical pencil
sharp pencil は「よく削れた鉛筆」。「シャーペン貸して」→「この鉛筆、よく尖ってるだろ?」という大喜利が始まります。
13
✕ ホッチキス
⭕ stapler
Hotchkiss は昔の製造会社の名前。人名で呼んでるようなものなので、「ホッチキスさんいますか?」状態です。
12
✕ コンセント
⭕ outlet(米)/ socket(英)
consent は「同意」。「コンセントどこですか?」→「同意はどこですか?」という哲学的な質問になります。
空港で「Where is consent?」と聞いて職員を混乱の渦に叩き込む日本人、多発中。
11
✕ クレーム
⭕ complaint
claim は「(権利の)主張・請求」。「クレーム対応で疲れた」を "I'm tired of claims" と言うと保険会社の査定担当だと思われます。
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第10位〜第4位 ここから全員被弾します
10
✕ アルバイト
⭕ part-time job
Arbeit はドイツ語(しかも意味は「労働」全般)。英語圏で「I have arbeit」と言うと、急にドイツ哲学の話をし始めた人になります。
9
✕ カンニング
⭕ cheating
cunning は「ずる賢い」という形容詞。「カンニングした」と言いたくて "I did cunning" と言うと、文法もろとも崩壊します。
8
✕ ワンピース
⭕ dress
「かわいいワンピース買ったの!」→ "I bought a cute one piece!" →「……海賊漫画の?」。世界的にはあの漫画の方が有名です。
7
✕ パーカー
⭕ hoodie
Parker は人名。「今日はパーカーで来た」→「今日はパーカーさんと来た」。誰。
6
✕ テンション(が上がる)
⭕ excited / hyped
tension は「緊張・張力」。"My tension is high!" は「私、今めっちゃ緊張状態です!」という深刻な報告になります。パーティーで言うと心配されます。
5
✕ ノートパソコン
⭕ laptop
note PC は通じそうで通じない代表格。「ノートとパソコン、どっちの話?」となります。laptop(膝の上)と覚えましょう。
4
✕ サラリーマン
⭕ office worker / I work for a company
salaryman は「日本の会社員文化」を紹介する英語記事でカッコ付きで使われる特殊単語。自己紹介で言うと「日本文化の生き字引」として深掘り取材が始まります。
いよいよTOP3 全日本人被弾確定ゾーン
3
✕ ドンマイ!
⭕ No worries! / Don't worry about it!
Don't mind の略のつもりが、英語の "I don't mind" は「私は構わないよ」。励ましたつもりが「私は別にいいけど?」という塩対応に。
励ましてるのに塩対応になるの、切なすぎる。
2
✕ マイペース
⭕ do things at my own pace
"She is my pace" は「彼女は私のペースです」という所有権の主張。ホラーです。「マイブーム」(⭕ my current obsession)も同罪。my を付ければ英語になると思ったら大間違いだった。
1
✕ マンション
⭕ apartment / condo
mansion は「大豪邸」。プール付き、門から玄関まで車で移動するアレです。「I live in a mansion(私、マンション住まいなの)」と言った瞬間、相手はあなたを大富豪だと確信します。
「ワンルームマンション」に至っては「一部屋しかない大豪邸」という現代アートみたいな概念になる。
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なぜ和製英語は生まれるのか(3行で)
①英語を輸入する時に日本語風に短縮(スマート+フォン→スマホ的な)、②ドイツ語などの他言語が混入(アルバイト)、③企業名・商品名の一般名詞化(ホッチキス)。つまり和製英語は日本語の造語力が高すぎた結果です。誇っていい。でも海外では通じない。