金曜の午後、同僚が「明日、みんなでボウリング行くんだけどさ」と前置きして、こう聞いてきます。
初めて聞いた日本人は、頭の中がこうなります。「up……?上?私が何かの上にいるかって話?」
違います。この up は位置の話ではなく「乗り気」のサイン。"Are you up for it?" は「それ、やる気ある?乗る?」と相手の気持ちを確認する、ネイティブの誘い文句の超定番です。誘うときにも誘われたときにも毎日出てくるのに、学校では習わない。今日はこれを会話ごと持ち帰ってください。
意味と使いどころ
be up for 〜 は「〜に乗り気である・やる気がある」。疑問文にした "Are you up for it?" は、遊びや挑戦に誘いながら相手の乗り気度を確認するフレーズです。
- ご飯・カラオケ・スポーツなど、カジュアルな誘いの締めに
- "Are you up for pizza?"(ピザどう?)のように up for + 名詞 でもOK
- 返事は "I'm up for it!"(乗る!)、断るなら "I'm not really up for it tonight."(今夜はそんな気分じゃなくて)
会話で見てみよう
▼ 金曜の夜、友達からのメッセージ
▼ 仕事終わり、疲れ気味の同僚と
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| Are you up for it? | 乗り気?やる気ある? | 遊び・食事・ちょっとした挑戦への誘い |
| Are you down? | 乗る?(よりくだけた言い方) | 友達同士のノリの誘い |
| Do you feel like it? | そういう気分? | 相手の「今の気分」を尋ねる |
| Wanna join? | 一緒にどう? | すでに決まった予定への参加の誘い |
誘いの場面なら、どれを使っても気持ちは伝わります。ただ "Are you up for it?" には「ちょっと体力や気合いが要ることだけど、いける?」という含みが出やすいのが特徴。ハイキングや朝活など「元気があればぜひ」系の誘いに特にハマります。
☕ ひとくちコラム up でも down でも「乗り気」になる英語の謎
面白いことに、"I'm up for it." と "I'm down (for it)." は方向が真逆なのに意味はほぼ同じで、どちらも「乗った!」です。up は「気分が上向き」のイメージ、down は「参加者リストに名前を書き留める(put down)」イメージ。出発点が違うだけで、着地点は同じ「参加します」なんです。
ネイティブの若者は down を、幅広い世代は up for を使う傾向がありますが、実際はどちらも日常にあふれています。down 側の物語はI'm down. の記事で詳しく解説しているので、セットで読むと「上下どっちでも乗れる」ようになります。
今日のまとめ
今週、誰かを誘うチャンスがあったら語尾にこれを付けてみてください。誘い上手の響きになります。