空は晴れているのに、玄関で折りたたみ傘をカバンに入れる。理由を聞かれたあなたはこう答えます。

Better safe than sorry.
念のため、が一番だからね。
用心しておくほうが後悔するよりいい、という定番のことわざ。

better、safe、sorry。単語は全部やさしいのに、つながりが読めません。

省略を補うと It is better to be safe than to be sorry.(後悔するより安全でいるほうがよい)。つまり「用心に越したことはない」。慎重な行動を一言で正当化できる、実用性の高いフレーズです。

意味と使いどころ

Better safe than sorry. はリスクを避ける行動を選ぶ理由を示す表現です。やりすぎに見える準備を説明するときによく使います。

💡 be動詞が省略されている 英語のことわざはbe動詞と主語を削ぎ落とすものが多くあります。Better late than never.(遅れてもやらないよりまし)、Easier said than done.(言うは易し)、The sooner, the better.(早いほどよい)。比較級だけを残して短くするのが、ことわざらしい響きを作る仕掛けです。

会話で見てみよう

▼ 晴れているのに傘を持って

Why are you bringing an umbrella? It's sunny.
なんで傘持ってくの?晴れてるのに。
Better safe than sorry. The forecast said 30 percent.
念のためだよ。降水確率30%だったし。

▼ 空港に早く着きすぎて

Three hours early? That's a bit much.
3時間前?さすがに早すぎない?
Maybe, but better safe than sorry.
かもね。でも用心に越したことはないから。
Maybe, but 〜 と前置きすると、押しつけがましくならない。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
Better safe than sorry.用心に越したことはない準備・確認を正当化するとき
Just in case.念のため(短く実用的)理由を軽く添えるとき
It can't hurt.やっておいて損はない効果が不確かなとき
You can never be too careful.いくら注意しても足りない警戒を強調するとき

Just in case. は行動の理由を軽く添える一言、Better safe than sorry. は考え方そのものを述べる一文。会話では前者のほうが登場頻度は高めです。

⚠️ 1つだけ注意 何にでも付けると「心配性で決断が遅い人」という印象になります。仕事でリスクを説明するときは、Better safe than sorry. だけで終わらせず、具体的なリスクを挙げると説得力が出ます。
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☕ ひとくちコラム 英語のことわざは比較級が好き

Better safe than sorry. / Better late than never. / The sooner, the better. / Easier said than done.——英語のことわざは比較級で二択を突きつける形が非常に多いのが特徴です。

理由は単純で、比較級が最も短く優先順位を示せるから。ことわざは口伝えで生き残るので、短さは生存能力そのものでした。逆に言えば、比較級の型を押さえるだけで多くのことわざが読めるようになります。文法の基礎からやり直すならやり直し英文法へ。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい 念のための行動には Better safe than sorry.(用心に越したことはない)省略を補うと It is better to be safe than to be sorry.
軽く理由を添えるだけなら Just in case. が便利です。
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