同僚のデスクに近づいたあなたは、まず一呼吸おいてこう切り出します。
Could you do me a favor?
ちょっとお願いがあるんだけど。
頼みごとの前置き。いきなり用件を言うより丁寧で自然。
favor は「親切な行為・頼みごと」。do a favor で「親切をしてあげる」という意味になります。
つまり「一つお願いを聞いてもらえますか」。いきなり用件から入らず、まず前置きするのが英語の頼み方の作法。これがあるだけで印象が大きく変わります。
意味と使いどころ
Could you do me a favor? は頼みごとを切り出す前置きです。相手に心の準備をさせるのが役割。
- 頼みごとの前置きとして
- カジュアルなら Can you do me a favor?
- I have a favor to ask. も同じ働き
💡 なぜ前置きが必要?
英語ではいきなり依頼文を投げると唐突に響きます。前置きを入れることで、相手は受けるかどうかを考える時間を得られます。同じ発想が Do you have a minute?(今いい?)、Is this a good time?(今大丈夫?)にも表れています。
会話で見てみよう
▼ 職場で同僚に
Could you do me a favor?
ちょっとお願いがあるんだけど。
Sure, what's up?
いいよ、どうしたの?
▼ 友人に少し大きめの頼みごと
I have a favor to ask, and feel free to say no.
お願いがあるんだけど、断ってくれて全然いいから。
Go ahead. What do you need?
言ってみて。何が必要?
feel free to say no を添えると、相手の負担が一気に下がる。
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| Could you do me a favor? | お願いがあるんだけど(丁寧な前置き) | 職場・友人どちらでも |
| Can you do me a favor? | お願いしていい?(カジュアル) | 親しい相手に |
| I hate to ask, but 〜 | 頼みにくいんだけど | 負担の大きいお願いに |
| Would you mind 〜ing? | 〜していただけますか(丁寧) | 目上・初対面に |
負担の大きい頼みごとには I hate to ask, but 〜 を使うと、相手の心理的な抵抗が下がります。断る余地を残す言い方をするほど、実際には引き受けてもらいやすくなります。
⚠️ 1つだけ注意
前置きだけ言って相手の返事を待たずに用件を続けると、前置きの意味がありません。Sure, what is it? と返ってくるのを待つのが本来の使い方。また Do me a favor. と命令形で言うと、かなり高圧的に響きます。
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☕ ひとくちコラム 頼み方が上手い人の共通点
社会心理学では、依頼に理由を添えると承諾率が上がることが知られています(コピー機の実験が有名です)。Could you do me a favor? のあとに理由を続けるのは、理にかなっているわけです。
もう一つ効くのが断る自由を明示すること。feel free to say no と添えるだけで、相手は圧力を感じずに検討できます。丁寧さとは、相手の選択肢を守ること——これは言語を問わない原則です。依頼の表現は英会話フレーズ100選にも多数あります。
今日のまとめ
📌 3秒でおさらい
頼みごとの前には Could you do me a favor?(お願いがあるんだけど)。相手に心の準備をさせるのが目的。
返事を待ってから用件を。理由も添えると引き受けてもらいやすくなります。
返事を待ってから用件を。理由も添えると引き受けてもらいやすくなります。