"The results come out tomorrow."(結果発表、明日なんだ)と緊張気味の友達に、ネイティブが人差し指と中指をクロスさせて見せながら、こう言います。
直訳は「指がクロスされた状態」。「指を…組む?何かの暗号?」と首をかしげる日本人は多いはず。スマホの絵文字🤞を「なんとなくかわいいから」で使っていた人も要注意です。
これは英語圏の願かけジェスチャーそのもの。人差し指に中指をクロスさせる指の形が「幸運のお守り」で、"Fingers crossed."(指、クロスしてるからね)=「うまくいくように祈ってるよ」という意味になります。日本語の「祈ってるね!」と、指切りげんまんくらい体に染みついたジェスチャーが合体した表現です。
意味と使いどころ
"Fingers crossed." は、結果がまだ分からないことについて「良い結果になりますように」と祈る一言です。自分のことにも、相手のことにも使えます。
- 試験・面接・発表など結果待ちの場面で
- 相手の挑戦に「祈ってるよ!」とエールを送るときに
- "I'm keeping my fingers crossed for you."(あなたのために祈ってるよ)と文の形でも頻出
会話で見てみよう
▼ 面接を終えた友達との会話
▼ 週末の天気が心配なピクニック計画
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| Fingers crossed. | うまくいきますように(願かけ) | 結果待ち・運任せの場面 |
| Good luck! | 頑張って!(挑戦前の激励) | 本番に向かう人への声かけ |
| Knock on wood. | 幸運が続きますように(魔除け) | 順調な状況が崩れないよう願うとき |
| Hopefully. | そうだといいな(副詞) | 文に混ぜて控えめに願うとき |
"Good luck!" がこれから本番に向かう人への「行ってらっしゃい」なのに対し、"Fingers crossed." はもう自分たちにはどうにもできない結果待ちの場面にぴったり。面接前なら Good luck、面接後の結果待ちなら Fingers crossed、と使い分けるときれいです。
☕ ひとくちコラム 英語圏は「おまじないジェスチャー」の宝庫
指をクロスするだけではありません。英語圏には言葉とセットのおまじない動作がいろいろあります。代表格は "Knock on wood."(木をコンコン叩く)。「最近ずっと調子いいんだよね」のような順調発言をしたあと、その幸運が逃げないように木製のものを叩く風習です。近くに木がないときは自分の頭を叩いてオチにする人も。イギリスでは "Touch wood." と言います。
面白いのは、誰も本気で魔法を信じていないのに、みんな半分冗談・半分本気でやり続けていること。日本の「茶柱が立つと縁起がいい」と同じで、文化の共通言語としてのおまじないなんですね。結果待ちでドキドキしている友達には、Hang in there. の記事で紹介している「踏ん張れ!」の一言もよく効きます。祈って、励まして、英語の応援は意外と情に厚いのです。
今日のまとめ
今週、何かの結果を待つことがあったら、指をクロスしてこの一言をどうぞ。