"Sorry I'm late. The train was delayed."(遅れてごめん、電車が遅延してて)と謝る友達に、ネイティブが肩をすくめてこう返します。
figure と聞いた日本人の頭に浮かぶのは、数字、図形、あとはフィギュアスケート。だから 「私は…計算した…?」 と固まってしまいます。
実はこの figure は「考えて、そうだろうと結論を出す」という動詞。"I figured." で「そうだろうなと思ってたよ」=「だと思った」「やっぱりね」になります。アメリカ英語の日常会話では相づちレベルの頻出フレーズなのに、学校では動詞の figure をほぼ教えてくれません。今日で自分のものにしましょう。
意味と使いどころ
"I figured" は、相手の報告が自分の予想どおりだったときに「だと思った」と返すフレーズです。過去形なのは「(聞く前から)そう思っていた」から。
- 遅刻・キャンセルなどの報告に「だろうね」と返すとき
- ニュースを聞いて「やっぱりそうか」と受け止めるとき
- "I figured you'd say that."(そう言うと思った)のように 後ろに文を続けて「〜だと思ってた」も言える
会話で見てみよう
▼ 待ち合わせに現れない友達について
▼ サプライズがバレていたとき
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| I figured. | だと思った(状況から推理してた) | 予想どおりの報告への返事 |
| I thought so. | そう思ってた(シンプル) | ほぼ同義。figured よりやや控えめ |
| I knew it! | やっぱり!(確信が当たって興奮) | 「ほら見ろ!」と盛り上がる場面 |
| No wonder. | どうりでね(理由を聞いて納得) | 謎が解けたときのリアクション |
温度感で並べると I knew it!(興奮)> I figured(冷静)≒ I thought so。"I figured" は声を張らずにサラッと言うのがネイティブ流です。ちなみに "I figured as much."(まあそんなとこだろうと思った)という強化版もよく聞きます。
☕ ひとくちコラム figure は「出世する単語」
figure ほど多方面で活躍する単語も珍しいです。数字の figure(six figures=6桁の年収)、人物の figure(public figure=著名人)、体型の figure(keep one's figure=スタイルを保つ)、そしてフィギュアスケートの figure は、もともと氷の上に図形を描く規定種目があったから。日本語の「フィギュア(人形)」も「人の形」という意味から来ています。
全部に共通するコアは「形」。数字も人物も体型も、頭の中の推理さえも「形あるもの」として捉えるのが英語の感覚です。1つの単語をコアイメージから芋づる式に覚えると語彙は一気に増えます。自分の語彙力が今どのレベルか、語彙力テストで一度測ってみてください。
今日のまとめ
今週、「やっぱりね」と言いたくなる瞬間が来たら、日本語の代わりにこれをどうぞ。