長い説明を終えたあと、相手が少し混乱した顔をしています。あなたは一呼吸おいてこう言います。

In a nutshell, we need more time.
要するに、もっと時間が必要ということです。
長い話を一文にまとめるときの前置き。プレゼンでも使える。

nutshell は木の実の殻「殻の中で?」と直訳しても意味が取れません。

意味は「要するに」「ひと言でいうと」小さな殻に収まるほど簡潔にという比喩から生まれた表現で、プレゼンでも雑談でも使えます。

意味と使いどころ

In a nutshell, は長い話を短くまとめるときの前置きです。結論を一文で示す合図になります。

💡 由来は古代ローマの逸話 古代ローマの博物学者プリニウスが、ホメロスの叙事詩を木の実の殻に収まるほど小さく書き写したものがあると記した逸話が語源とされます。真偽は不明ですが、「膨大な内容を極小に凝縮する」というイメージだけは、今も生きています。

会話で見てみよう

▼ 長い説明のあとで

So what's the bottom line here?
で、結局のところどうなんですか?
In a nutshell, we need two more weeks.
要するに、あと2週間必要ということです。

▼ 映画の感想を短く伝えて

How was the movie? Give me the short version.
映画どうだった?短く教えて。
In a nutshell, beautiful visuals, terrible plot.
要するに、映像は綺麗、話はひどい。
名詞を並べるだけでも「まとめ」として成立する。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
In a nutshell,要するに(比喩的でこなれた響き)説明のまとめ
Long story short,手短に言うと経緯を省略するとき
To sum up,まとめると(ややフォーマル)プレゼンの締めに
Basically,基本的には(口語で頻出)簡単に説明するとき

Long story short,経緯を省くとき、In a nutshell, は内容を凝縮するとき。似ていますが、前者は時間、後者は情報量を短縮するイメージです。

⚠️ 1つだけ注意 In a nutshell, と言ったあとに長々と話し続けると、聞き手はがっかりします。宣言したからには1〜2文で終えるのが約束事。まとめると宣言して守れないのは、英語でも印象が悪くなります。
スポンサーリンク

☕ ひとくちコラム 要約できる人が信頼される

英語のビジネス現場では bottom line(結論)や the gist(要点)といった語が日常的に飛び交います。それだけ短くまとめる力が評価されているということです。

要約は語学力ではなく理解力の問題。母語で要約できないことは、英語でも要約できません。逆に言えば、日本語で要点を3つに絞る練習が、そのまま英語のプレゼン力になります。伝え方の型はビジネス英語60で紹介しています。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい 長い話をまとめるなら In a nutshell,(要するに)木の実の殻に収めるという比喩が語源。
宣言したら1〜2文で終える。それが約束です。
🔊 このフレーズ、耳でも覚えよう

ページ内の🔊ボタンでネイティブ発音を確認できます。ほかのフレーズもフレーズ帳にどんどん追加中。

フレーズ帳をもっと見る →