英語の勉強を3か月続けている友達が "I've studied English every day this month."(今月は毎日英語やったよ)と報告してきました。それを聞いたネイティブが、親指を立ててこう言います。
直訳すると「それを上に保て」。初めて聞いた日本人は「何を上に…?持ち上げるの?」と一瞬フリーズします。
実はこれ、「今のいい状態をそのまま続けて!」という励ましの定番フレーズ。学校・職場・ジム・SNSのコメント欄まで、ネイティブの生活のあらゆる場面に登場します。今日はこれを、会話例と一緒に「使える状態」までもっていきます。
意味と使いどころ
"Keep it up" は、すでにいい感じで頑張っている人に「そのペースを維持して!」と背中を押すフレーズです。結果だけでなく「続けていること」自体を褒められるのがポイントです。
- 勉強・筋トレ・ダイエットなど、継続中の努力への応援に
- 部下や生徒の調子が上がってきたときの一言に
- "You've improved a lot. Keep it up!"(すごく上達したね。その調子!)のように褒め言葉とセットで使うと効果倍増
会話で見てみよう
▼ ランニングを始めた友達と
▼ 職場で、上司から部下へ
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| Keep it up! | その調子で続けて(カジュアル) | 継続中の努力を励ます |
| Keep up the good work. | いい仕事ぶりを続けてね | 上司・先生から。職場でも◎ |
| Way to go! | でかした!やったね! | 達成した「瞬間」を褒める |
| Hang in there. | 踏ん張れ、あと少し | つらい状況に耐えている人へ |
使い分けの軸は「相手が今うまくいっているかどうか」。調子がいい人には "Keep it up!"、結果を出した瞬間には "Way to go!"、苦しんでいる人には "Hang in there."。同じ「励まし」でも矢印の向きが違います。
☕ ひとくちコラム keep up は「振り落とされない」の合図
"keep up" には「ついていく」という意味もあります。"I can't keep up with you."(君のペースについていけないよ)は速すぎる相手への定番のひとこと。さらに英語圏には "Keeping up with the Joneses"(ジョーンズ家に負けじと張り合う=隣人と見栄の競争をする)という百年以上使われてきた言い回しがあり、人気番組『Keeping Up with the Kardashians』のタイトルもそのもじりです。
つまり keep up の核は「落ちそうなものを落とさずに維持する」。ペースなら「ついていく」、頑張りなら「その調子」、見栄なら「張り合う」。核のイメージさえつかめば全部つながります。ちなみに、頑張りが空回りしてつらそうな人には、励ましの矢印が違うHang in there.(踏ん張れ、あと少し)の出番です。
今日のまとめ
今週、何かを続けている人を見つけたら1回使ってみてください。その人の明日の燃料になります。