いつも遅刻してくる友人に「また遅れたね」と言われ、あなたは思わず吹き出してこう返します。
Look who's talking.
お前が言うなって。
自分を棚に上げた相手へのツッコミ。冗談として使うのが前提。
直訳は「誰がしゃべっているか見てごらん」。何を見ろというのか、初見では分かりません。
意味は「その言葉、そっくりそのままお返しします」。つまり「どの口が言うんだ」。日本語のツッコミにぴたりと対応する、使いどころの多いフレーズです。
意味と使いどころ
Look who's talking. は自分のことを棚に上げて人を指摘した相手に返すツッコミです。笑いを含む親しい間柄用。
- 相手が自分と同じ欠点を指摘してきたとき
- 冗談として場を和ませたいとき
- You're one to talk. も同じ意味
💡 命令形の「見ろ」は注意喚起
Look who's talking. の look は実際に見るのではなく「気づけよ」という注意喚起。同じ用法に Look at you!(見違えたね)、Look, I get it.(いいか、分かってる)があります。look は会話の合図として頻繁に使われると覚えておくと、映画のセリフが一気に聞き取りやすくなります。
会話で見てみよう
▼ 遅刻常習犯の友人に指摘されて
You're late again. Classic you.
また遅刻。ほんと君らしいね。
Look who's talking. You were 40 minutes late last week.
お前が言うな。先週40分遅れてただろ。
▼ 夜更かし仲間の会話で
You really need to go to bed earlier.
もっと早く寝たほうがいいよ。
Look who's talking. I saw you online at 3 a.m.
どの口が言うの。夜中3時にオンラインだったの見たよ。
証拠を一言足すと、ツッコミとして完成度が上がる。
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| Look who's talking. | お前が言うな(笑いを含むツッコミ) | 親しい友人・家族 |
| You're one to talk. | よく言うよ(ほぼ同義) | 同じくカジュアルな場面 |
| That's rich, coming from you. | あなたが言うとはね(皮肉が強い) | かなり辛辣。使用注意 |
| Pot calling the kettle black. | 目くそ鼻くそ(ことわざ) | やや古風でユーモラス |
辛辣さの順は Look who's talking. → You're one to talk. → That's rich, coming from you.。最後は本気の皮肉になるので、友達同士でも空気を選びます。
⚠️ 1つだけ注意
上司や取引先に使うのは完全にアウトです。指摘の内容が正しい場合も多いので、まず内容を受け止め、それから冗談として返すのが安全。笑顔と口調がなければ、ただの反撃になります。
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☕ ひとくちコラム ツッコミが成立する文化、しない文化
Look who's talking. のようなツッコミは、お互いの関係が対等だと確認できているからこそ成立します。英語圏では友人同士のからかい(banter)が親密さの証とされ、うまく返せる人ほど輪に入れます。
一方で、上下関係のある相手や初対面には通用しません。ユーモアは信頼残高の範囲でしか使えないのは、日本語でも同じです。まずは相手が先にからかってきたときだけ返す——これが安全な入り口です。会話のノリを知るにはスラング50連発も参考になります。
今日のまとめ
📌 3秒でおさらい
棚に上げられたら Look who's talking.(お前が言うな)。笑いながら、親しい相手にだけが鉄則。
同義の You're one to talk. もセットで覚えて。
同義の You're one to talk. もセットで覚えて。