「朝に難しい仕事を片づけるようにしてるんだ」と説明された同僚が、うなずきながらこう返します。

Makes sense.
なるほど、筋が通ってるね。
説明に納得したときの相づち。頭の It が省略された形。

主語がありません。「誰がmakeするの?」と文法的に混乱するフレーズです。

元は It makes sense.(それは意味をなす)。会話では頭の It が消えて Makes sense. になります。意味は「なるほど、納得」。I see. よりも「ちゃんと理解したうえで納得した」という知的な響きがあります。

意味と使いどころ

Makes sense. は相手の説明が論理的に理解できたと伝える相づちです。単に聞こえたのではなく腑に落ちたことを示します。

💡 sense は「意味をなす筋道」 make sense は「意味が成立する・筋が通る」。主語はモノや話で、人ではありません。だから I make sense. とは普通言わず、That makes sense. と言います。理解した側を主語にするなら I see what you mean. です。

会話で見てみよう

▼ 仕事のやり方を説明されて

I do the hardest task first, while my brain is fresh.
頭が冴えてるうちに、いちばん重い仕事を先にやってるんだ。
Makes sense. I might steal that idea.
なるほどね。そのやり方もらおうかな。

▼ 予定変更の理由を聞いて

We moved it to Friday so the New York team can join.
ニューヨークチームが参加できるように金曜に動かしたんだ。
That makes sense. Friday works for me too.
納得。金曜なら私も大丈夫です。
That を付けると、少し落ち着いた大人の響きになる。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
Makes sense.なるほど(理解+納得)説明を受けたとき全般
I see.そうなんですね(理解のみ)情報を受け取っただけのとき
Got it.了解(受領の確認)指示や説明を受けたとき
Fair enough.まあ納得(完全同意ではない)説明に一定の理があるとき

I see. は「聞こえました」に近く、賛否の色がないので、連発すると気のない返事に聞こえます。納得したなら Makes sense.、指示を受けたなら Got it. と使い分けると、反応が格段に自然になります。

⚠️ 1つだけ注意 納得していないのに Makes sense. を連発すると、あとで話が食い違います。腑に落ちないときは I'm not sure I follow.(ちょっとついていけていません)と正直に言うほうが、英語圏では評価されます。
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☕ ひとくちコラム 英語は「理解した」を細かく分ける

日本語の「わかりました」は万能ですが、英語では理解の種類ごとに言葉が違います。情報が届いた I see.、指示を受け取った Got it.、論理が腑に落ちた Makes sense.、気持ちが分かる I hear you.。同じ「わかった」でも中身は別物です。

会議で信頼される人は、この使い分けが正確です。Got it. と言ったら実行が期待されるし、Makes sense. と言えば議論が一歩進む。相づち一つが、次の展開を決めているわけです。仕事で使う表現はビジネス英語60にまとめています。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい 説明に納得したら Makes sense.(なるほど、筋が通ってる)I see. より一段深い理解を示せます。
逆にわからないときは I'm not sure I follow. と正直に。
🔊 このフレーズ、耳でも覚えよう

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