フリーマーケットで値切り交渉が続いたあと、店主はきっぱりとこう言いました。
Take it or leave it.
のむか、やめるか。それが最終条件。
交渉を打ち切る強い一言。相手に選択の余地を与えない。
Take(取る)or leave(置いていく)。物理的な話に見えて、実は交渉の話です。
意味は「この条件でのむか、やめるか、どちらかにしてくれ」。これ以上は譲らないという最後通告で、値段交渉の場面で最もよく聞きます。
意味と使いどころ
Take it or leave it. は提示した条件が最終であり、これ以上の交渉に応じないと伝える表現です。かなり強いので使いどころを選びます。
- 値段・条件の交渉を打ち切るとき
- 自分の側が譲る必要がない立場のとき
- 冗談として軽く言う使い方もある
💡 二択の押しつけ
英語で相手に選択肢を2つだけ示すのは、交渉では強い圧力になります。Take it or leave it.(のむか、やめるか)、My way or the highway.(俺のやり方か、出ていくか)。選択肢を絞ることが力の誇示になる、という発想です。
会話で見てみよう
▼ フリーマーケットの値段交渉で
Could you do twenty instead of thirty?
30じゃなくて20にしてもらえませんか?
Twenty-five. Take it or leave it.
25。のむか、やめるか。
▼ 友達との軽い冗談として
Pizza tonight, but I'm picking the toppings.
今夜はピザね。ただし具材は私が決める。
Take it or leave it, huh? Fine, I'm in.
のむかやめるかってこと?わかった、乗った。
友達同士なら冗談として軽く使える。
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| Take it or leave it. | これが最終条件(強い) | 値段交渉・最後通告 |
| That's my final offer. | これが最終提示です(ビジネス寄り) | 商談で使える言い方 |
| I can't go any lower. | これ以上は下げられません(柔らかい) | 値下げ交渉で角を立てずに |
| It's non-negotiable. | 交渉の余地はありません(硬い) | 規則・条件を示すとき |
仕事の交渉では That's my final offer. や I can't go any lower. のほうが安全です。Take it or leave it. は相手に敬意を払っていない印象を与えることがあります。
⚠️ 1つだけ注意
取引先や上司に使うと関係が壊れるおそれがあります。とくに立場が下の側が使うと、単なる強がりに見えることも。本当に譲れない条件があるときだけ、それも慎重に。
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☕ ひとくちコラム 交渉の圧力は言葉より沈黙
交渉術の世界では、強い言葉より沈黙のほうが効くと言われます。条件を提示したあと黙っていると、相手が先に口を開いて譲歩することが多いためです。Take it or leave it. は言葉で圧をかけるぶん、逆に反発を招くこともあります。
英語での交渉に慣れていない人ほど、言葉を足しすぎて不利になる傾向があります。短く言って、あとは待つ。これは英語力というより交渉技術の話ですが、覚えておいて損はありません。商談の表現はビジネス英語60にまとめています。
今日のまとめ
📌 3秒でおさらい
交渉を打ち切るなら Take it or leave it.(のむか、やめるか)。ただしかなり強いので、仕事では That's my final offer. に置き換えて。
友達同士の冗談としてなら気軽に使えます。
友達同士の冗談としてなら気軽に使えます。