月曜の朝の会議室。同僚が "I have no idea what this meeting is about."(この会議、何の話か全然わからない)と小声でぼやくと、隣のネイティブが肩をすくめてこう返しました。

That makes two of us.
私もだよ
「その状況にいるのが君と私で2人になった」という発想の、少しウィットの効いたあいづち。

直訳すると「それは私たち2人を作る」。初めて聞いた日本人は「2人を…作る??」と固まります。

実はこれ、「君のその一言で、その状況にいる仲間が2人になった」→「私も同じだよ」という意味。Me too. と同じ働きなのに、ちょっと気が利いて聞こえる、ネイティブの大好物のあいづちです。今日はこれを、会話例と一緒に「使える状態」までもっていきます。

意味と使いどころ

"That makes two of us" は、相手の発言に対して「私もまったく同じ状況・同じ気持ちだよ」と返すあいづちです。

💡 なぜ「2人を作る」が「私も」なの? "That" は相手のいまの発言のこと。「君のその発言が、その状況にいる人数を2人にした(makes two of us)」という数え方の発想です。日本語の「仲間がいた!」に近い感覚で、Me too. より一言分だけ会話の温度が上がります。

会話で見てみよう

▼ 月曜の朝、オフィスで

I really don't want to be here today.
今日はほんと、会社来たくなかったなあ。
That makes two of us. Let's just survive till lunch.
私もだよ。とりあえず昼まで生き延びよう。

▼ 初めての大きなプレゼンの直前

Honestly, I'm so nervous my hands are shaking.
正直、緊張で手が震えてるんだけど。
That makes two of us. We'll be fine, though.
こっちも同じだよ。まあ、なんとかなるって。
相手が I(自分のこと)を語ったときに返すのが基本形。弱音の共有にぴったり。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
That makes two of us.私も同じ(小さなユーモア付き)ぼやき・弱音・告白への返し
Me too.私も(いちばんシンプル)どんなカジュアル会話でも
Same here.こっちも同じ肯定にも否定にも使える万能型
Join the club.ようこそ仲間入り(皮肉混じり)苦労話・不運の報告への返し

どれも「私も」ですが、That makes two of us. には「奇遇だね、仲間がいたよ」という小さなおかしみが乗ります。Me too. しか出てこなかった人が使うと、会話が一段こなれて聞こえる。そういう位置づけの表現です。

⚠️ 1つだけ注意 軽いぼやき向きの表現なので、深刻な不幸の報告に返すのはNG。"My dog passed away."(愛犬が亡くなって)のような話に That makes two of us. と返すと、冗談めかして聞こえて無神経です。重い話にはまず "I'm so sorry." と受け止めましょう。
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☕ ひとくちコラム 英語は「人数」で共感する

英語には「共感を人数で表す」表現が意外とあります。代表が "Join the club."(その苦労、こっちはもう会員だよ→仲間入りおめでとう)や "Welcome to the club."。どちらも「同じ目に遭っている人間のクラブ」に相手を迎え入れる言い方で、That makes two of us. と同じ「仲間が増えた」発想です。ことわざの "Misery loves company."(不幸は道連れを好む=つらいときは仲間がいると心強い)も根っこは同じ。

そして冒頭で触れたとおり、この表現は数字を増やして遊べるのが楽しいところ。2人が愚痴っているところに3人目が "Me too..." と加われば、"That makes three of us." で笑いが起きます。こういう「返しの定番」をまとめて仕込みたい人はネイティブが本当に使う英会話フレーズ100選もどうぞ。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい 相手のぼやきには "That makes two of us."(私もだよ)。3人目なら three に変えるだけ。深刻な話には使わない。
今週、誰かの「疲れた〜」に1回使ってみてください。「お、その返しできるんだ」という顔が見られます。
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