安定した会社を辞めて起業すると打ち明けた友人に、あなたは真顔でこう言います。
That takes guts.
それは勇気がいるね。
勇気ある決断を称える一言。尊敬のニュアンスがある。
guts は「内臓・はらわた」。「それは内臓を取る」では意味不明です。
英語では guts が「度胸・根性」を意味します。That takes guts. で「それは勇気がいる」。日本語の「はらわた」「腹が据わる」と同じく、内臓に勇気が宿るという感覚です。
意味と使いどころ
That takes guts. は勇気を必要とする行動を称える表現です。尊敬のニュアンスが含まれます。
- リスクを取った決断を称えるとき
- 言いにくいことを言った人に対して
- You've got guts.(度胸あるね)も同じ発想
💡 内臓に宿る勇気
英語では感情や性質を内臓に結びつける表現が多くあります。guts(度胸)、gut feeling(直感)、no stomach for it(そんな度胸はない)、spineless(意気地なし)。日本語の「腹をくくる」「腸が煮えくり返る」と発想が驚くほど似ています。
会話で見てみよう
▼ 起業を決めた友人に
I handed in my notice yesterday. I'm starting my own thing.
昨日辞表を出した。自分でやってみる。
Wow. That takes guts.
すごいな。それは勇気がいるよ。
▼ 会議で意見した同僚に
I told the director the plan wouldn't work.
部長に、その案では無理だと言いました。
That took guts. Good for you.
それは度胸がいったね。えらいよ。
過去の行動なら took と過去形にする。
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| That takes guts. | 度胸がいる(尊敬) | リスクある決断に |
| That's brave. | 勇敢だね(標準) | どんな勇気にも |
| That's bold. | 大胆だね(是非は含まない) | 思い切った行動に |
| Good for you. | よくやったね(承認) | 本人の選択を支持するとき |
That's bold. は良し悪しを判断していないので、内心では無謀だと思っているときにも使えます。素直に称えたいなら That takes guts. のほうがまっすぐ伝わります。
⚠️ 1つだけ注意
guts はややくだけた語なので、フォーマルな場面では That was very courageous. のほうが適切です。また皮肉として使われることもあるため、本気で称えるなら表情も合わせること。
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☕ ひとくちコラム 腸は第二の脳と呼ばれる
gut feeling(直感)という表現がありますが、腸には多数の神経細胞が存在し、脳と密接に情報をやり取りしていることが知られています。腸脳相関と呼ばれる分野です。
緊張でお腹が痛くなる、決断の前に胃が重くなる——こうした感覚は気のせいではありません。「腹をくくる」も「guts」も、体感から生まれた表現だと考えると、言葉の説得力が増します。
今日のまとめ
📌 3秒でおさらい
勇気ある決断には That takes guts.(それは度胸がいるね)。guts=内臓が度胸を意味するのは日本語とそっくり。
フォーマルな場では That was courageous. に置き換えて。
フォーマルな場では That was courageous. に置き換えて。