新しい上司が就任して1週間。「どう思う?」と聞かれたあなたは、少し考えてこう答えます。
Time will tell.
いずれ分かるよ。
結論を保留する一言。判断を先送りにする落ち着いた響き。
Time(時間)が tell(語る)。時間がしゃべるわけないだろうと思ってしまいます。
これは「時が答えを教えてくれる」=「いずれ分かるさ」という定番句。今は判断できない、様子を見ようという態度を、たった3語で上品に表せます。
意味と使いどころ
Time will tell. は結論を今は出さず、時間の経過に委ねる表現です。楽観でも悲観でもない中立が持ち味。
- 新しい人・制度の評価をまだ下せないとき
- 議論が推測の域を出ないとき
- Only time will tell. と only を足すと強調される
💡 無生物が主語になる英語
英語は人以外を主語にするのが得意です。Time will tell.(時が教える)、The data suggests 〜(データが示す)、This photo reminds me of 〜(この写真が思い出させる)。日本語なら「〜によって分かる」と受け身にするところを、主語として立てるのが英語らしさ。ここを掴むと英作文が一気に自然になります。
会話で見てみよう
▼ 新しい上司の評価について
So what do you think of the new manager?
で、新しい上司どう思う?
Too early to say. Time will tell.
まだ判断できないな。いずれ分かるよ。
▼ 新サービスの行方を話しながら
Do you think this app will actually take off?
このアプリ、本当に流行ると思う?
Only time will tell. The idea is solid, though.
それは時間が経たないとね。ただアイデア自体はいいと思う。
保留のあとに自分の見立てを一言足すと、逃げに聞こえない。
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| Time will tell. | いずれ分かる(中立の保留) | 評価を急がないとき |
| We'll see. | 様子を見よう(やや懐疑的) | 期待していないニュアンスも |
| It's too early to say. | 判断するには早い(丁寧) | 仕事でコメントを求められたとき |
| Let's wait and see. | 様子を見よう(提案) | 行動を保留したいとき |
We'll see. は親が子どもに使うと「たぶん無理」の遠回しになることも。中立に保留したいなら Time will tell.、仕事で丁寧に言うなら It's too early to say. が安全です。
⚠️ 1つだけ注意
何を聞かれても Time will tell. で返すと、意見のない人に見えます。特に会議では、保留の理由(判断材料が足りない等)を添えるのが大人の対応。保留は逃げではなく判断だと示すことが大切です。
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☕ ひとくちコラム 英語は時間を擬人化する
Time will tell.(時が語る)、Time flies.(時が飛ぶ)、Time heals all wounds.(時が傷を癒やす)、Time is money.(時は金なり)。英語では時間が主語になって行動する表現が非常に多くあります。
日本語なら「時が経てば分かる」と条件で表すところを、英語は時間そのものを行為者にする。この発想の差は英作文でつまずく大きな原因の一つです。無生物主語に慣れるだけで、英語らしさは一段上がります。文法の整理はやり直し英文法へ。
今日のまとめ
📌 3秒でおさらい
判断できないときは Time will tell.(いずれ分かるさ)。楽観でも悲観でもない中立の保留。
強調するなら Only time will tell.、仕事では理由も添えて。
強調するなら Only time will tell.、仕事では理由も添えて。