電話越しに友達が今日あった出来事を延々と話している。こちらは相槌を打ちながらコーヒーを飲み、こう返します。

Uh-huh.
うん、うんうん。(相槌)
相手の話を聞いている合図として使うカジュアルな相槌。改まった "Yes" ほど堅くない。

文字でこれを初めて見た日本人は、たいていこう思います。「Uh-uh ってさっき『いいえ』の意味で見た気がするけど…違うの?」

実はこの2つ、綴りが一文字違うだけなのに意味は正反対です。"Uh-huh." は「うん、聞いてるよ」という肯定の相槌、"Uh-uh." は「ううん、違うよ」という否定。学校では音としてしか習わないこの表現、文字と意味をセットで知っている日本人はほとんどいません。今日はここを、会話例と一緒にすっきり整理します。

意味と使いどころ

"Uh-huh." は、相手の話を聞いていることを示す相槌、または軽い肯定の返事として使う表現です。

💡 なぜイントネーションが命なの? "Uh-huh."(はい)は語尾が上がる鼻にかかった音で発音され、"Uh-uh."(いいえ)は後ろの音にアクセントが乗って下がる音で発音されます。文字だけを見ると紛らわしいこの2つも、耳で聞けばイントネーションの違いではっきり区別できます。

会話で見てみよう

▼ 電話で友達の愚痴を聞いている場面

So I told him I couldn't make it, and he got kind of upset about it.
それで彼に行けないって言ったら、ちょっと機嫌が悪くなっちゃってさ。
Uh-huh. So what did you say after that?
うんうん。それでそのあと何て言ったの?
相槌を打ちながら質問を返し、自然に会話の続きを促している。

▼ カフェで注文を確認される場面

Did you want that to go?
それ、お持ち帰りですか?
Uh-huh, that's right.
うん、そうです。
"Yes" よりくだけた響きで、日常のちょっとした受け答えにぴったり。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
Uh-huh.うん(聞いている合図・軽い肯定)相槌を打ちながら話を聞くとき
Mm-hmm.うんうん(口を閉じたままの相槌)Uh-huhとほぼ同じ、口を開けずに返すとき
Yeah.うん、そう(はっきりした肯定)相槌というより返事として答えるとき
Right.だよね、そうそう(納得・同意)相手の話に同意・理解を示すとき

"Uh-huh." と "Mm-hmm." は口を開けるか閉じるかの違いだけで、意味も使い方もほぼ同じです。一方 "Yeah." は言葉としてはっきり発音する分、相槌というより「返事」寄り。"Right." は「その通り」と内容に納得しているニュアンスが強く、単に聞いているだけの "Uh-huh." とは少し温度差があります。

⚠️ 1つだけ注意 一番まぎらわしいのは、否定を表す "Uh-uh." との混同です。綴りは一文字違いですが意味は正反対で、"Uh-uh." は下降調でアクセントが後ろに来る音。文字だけで判断せず、相手のトーンが上がっているか下がっているかで聞き分けるのが安全です。自分が否定したいときは、紛れを避けて "No" や "Nope" を使う方が誤解されません。
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☕ ひとくちコラム 言葉になる前の「音」が世界共通な理由

"Uh-huh." のような鼻にかかった短い肯定音は、実は英語だけの現象ではありません。似たような「うん」に近い音は、言語や文化が違っても驚くほど共通して見られると言われています。日本語の「うん」も、口をあまり動かさずに鼻から抜ける音という点では同じ系統です。あいさつや単語は言語ごとにバラバラでも、相槌の音だけは人類共通に近い、という見方は興味深いところです。

だからこそ "Uh-huh." は、単語というより「音」として体で覚えるのが一番の近道。イントネーションの上げ下げに自信がない人は、発音矯正・7つの音で英語らしい音の作り方を確認しておくと、"Uh-huh" と "Uh-uh" の聞き分け・言い分けもぐっと楽になります。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい 相槌なら "Uh-huh."(うん、聞いてるよ)。口を閉じたままなら "Mm-hmm."も同じ意味。ただし否定の "Uh-uh." と紛らわしいので、はっきり断りたいときは "No" を使うのが安全です。
今週、電話や雑談の相槌をいつもの「はい」から "Uh-huh." に変えてみてください。ぐっとネイティブっぽい間になります。
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