映画館を出た2人。"That was the best movie I've seen all year."(今年いちばんの映画だったな)という友達に、ネイティブが大きくうなずいてこう返しました。

You can say that again.
まったくその通り!
「その言葉、もう一度言ってもいいくらい大正解」という全力の同意。聞き返しではない。

直訳は「あなたはそれをもう一度言ってもよい」。初めて聞いた日本人の頭には「え、聞き取れなかったから繰り返して、ってこと?」と疑問符が浮かびます。

でも相手は聞き返してなどいません。むしろ「その言葉、100回聞いてもいい」レベルで大賛成しています。相手の発言を丸ごと肯定する、気持ちのいい全力同意のあいづち。今日はこれを、会話例と一緒に「使える状態」までもっていきます。

意味と使いどころ

"You can say that again" は、相手の発言に「まったくその通り!」と全力で同意するあいづちです。

💡 なぜ「もう一回言える」が同意になるの? 発想は「その意見、大正解すぎて何度繰り返しても価値がある」。日本語でも、見事なひとことに「それ、もう一回言って」「額に飾りたい」と返すノリがありますよね。あの大げさな褒め方が、そのまま決まり文句として定着したのが You can say that again. です。

会話で見てみよう

▼ 映画館を出て

That was the best movie I've seen all year.
今年見た中で最高の映画だったな。
You can say that again. The ending gave me chills.
まったくその通り。ラスト、鳥肌立ったよ。

▼ 猛暑の屋外で

This summer is brutal.
今年の夏、えげつないな。
You can say that again. I'm melting out here.
ほんとそれな。溶けそうだよ。
ぼやきへの同意にも使える。say を強く読むのがネイティブの型。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
You can say that again.まったくその通り(全力同意)名言・ぼやきへの返し
You said it.よくぞ言った、それなほぼ同じ意味。より短くパンチあり
Absolutely.まさに、完全に同意カジュアルからビジネスまで万能
I couldn't agree more.これ以上ないほど同意しますややきちんとした場面でも使える

You said it.(あなたがそれを言った→私が言いたかったことを、あなたが言ってくれた)は発想までそっくりの双子表現。会議など少し改まった場では、I couldn't agree more. が同じ熱量を上品に伝えてくれます。

⚠️ 1つだけ注意 本当に聞き返したいときの表現と混同しないこと。聞き取れなくて繰り返してほしいときは "Sorry?" / "Could you say that again?" を使います。見分けの目印はアクセント。同意は "You can SAY that again."(say が強い)聞き返しは "Could you say that aGAIN?"(again 側が立つ)。can と could の違いも地味なヒントです。
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☕ ひとくちコラム 「もう一回言って」の英語は丁寧度のグラデーション

では本当に聞き返したいときは何と言うのか。カジュアル順に並べると、"Huh?"(は?※友達限定)→ "What was that?" → "Sorry?" / "Come again?"(え、なんて?)→ "Could you say that again?" → "I beg your pardon?"(かなり丁寧)というグラデーションになります。とっさに "What?" だけを強く言うと「はぁ?」と喧嘩腰に聞こえるので、迷ったら Sorry? が万能です。

聞き返しは恥ずかしいことではなく、ネイティブ同士でも日常茶飯事。むしろ笑顔で聞き返せる人ほど会話が長続きします。海外旅行前に「聞き返しセット」を仕込んでおきたい人は旅行英会話の完全ガイドをどうぞ。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい 大賛成なら "You can say that again."(say を強く)。聞き返すなら "Could you say that again?"(again を強く)
今週、誰かのナイスなひとことに1回使ってみてください。「その返し知ってるの!?」という顔が見られます。
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