友達の部屋に遊びに行ったら、インテリアが雑誌みたいにおしゃれ。ソファもラグも照明も絶妙です。それを見たネイティブが、感心してこう言います。
ここで英語学習者は引っかかります。「え、a good eye?目が1個?」。視力の話なら両目で eyes のはず。片目だけ良いってどういうこと?と。
実はこの単数の eye、視力とはまったく別物。「良いものを見抜くセンス」という意味の、いわば第三の目なんです。日本語の「見る目がある」「お目が高い」にドンピシャで対応する、褒め言葉の定番。今日はこれを、会話例と一緒に「使える状態」までもっていきます。
意味と使いどころ
"You have a good eye" は、良いものを選び取るセンス・審美眼を褒めるフレーズです。持ち物や作品そのものではなく「それを選んだあなたの眼力」を讃えるのがポイントです。
- 服・家具・写真など、センスのいい選択を褒めるときに
- "You have a good eye for design."(デザインを見る目があるね)のように for + 分野 で対象を指定できる
- 店員さんが客に "You have a good eye. That's our best seller."(お目が高い。うちの一番人気です)と使うことも
会話で見てみよう
▼ 友達の買った古着ジャケットを見て
▼ 同僚の撮った写真を見て
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| You have a good eye. | 見抜くセンスがある | 選択・発見の眼力を褒める |
| You have good taste. | 趣味・好みがいい | 好みの傾向全体を褒める |
| Nice choice. | いいチョイスだね | その場の選択1つを軽く褒める |
| You know your stuff. | 詳しいね、玄人だね | 知識の深さを褒める |
近いのは "good taste" ですが、taste が「好みの傾向」を指すのに対し、a good eye は「価値を見抜く能力」。掘り出し物を見つけた人には eye、いつも選ぶものがおしゃれな人には taste が、それぞれよりピッタリはまります。
☕ ひとくちコラム 英語は「目」の慣用句だらけ
英語には eye を使った慣用句が驚くほどあります。"keep an eye on my bag"(荷物を見張っておいて)、"eagle eye"(鷹の目=何も見逃さない観察眼)、"see eye to eye"(意見が一致する)、"the naked eye"(肉眼)、"turn a blind eye"(見て見ぬふりをする)。目は「注意」「判断」「意見」の象徴として大活躍しているのです。
日本語でも「目が肥える」「目利き」「大目に見る」と、目の慣用句は豊富。人間はどの言語でも「見ること」と「分かること」を重ねて考えるようで、英語の "I see."(なるほど=見えた)はその代表です。選んだ結果がドンピシャだったときは、You nailed it!(完璧!ドンピシャ!)を続けると褒めのコンボが完成します。
今日のまとめ
今週、誰かのナイスな選択を見つけたら1回使ってみてください。物ではなく「人」を褒める一言、効きますよ。