"Is this plan actually going to work?"(この計画、ほんとにうまくいくのかな?)と聞いたら、相手が肩をすくめて、こう返してきました。
直訳すると「あなたが私に言いなさい」。日本人はここで固まります。「え、急に命令された…?」
違います。これは「それはこっちが聞きたいよ」「むしろあなたのほうが知ってるでしょ」と、質問をそのまま投げ返す返しのフレーズ。映画やドラマでは肩をすくめる仕草とセットで頻出しますが、学校で習った記憶はないはず。今日はこれを、使いどころと一緒にマスターします。
意味と使いどころ
"You tell me." は、相手の質問に対して「私が知りたいくらいだよ」と返すためのフレーズです。単に「わからない」ではなく、「その答え、あなたのほうが持ってるのでは?」という軽いツッコミが乗るのがポイント。
- 自分も答えを知らない質問に「こっちが聞きたい」と返す
- 相手のほうが明らかに詳しい・当事者のとき、「君が言ってよ」と軽く突っ込む
- クイズっぽく「さあ、どうでしょう?」と焦らす遊びにも
会話で見てみよう
▼ 新しい企画案を前に、同僚と
▼ 手料理のスープを味見してもらう場面
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| You tell me. | こっちが聞きたい(質問を投げ返す) | 相手のほうが知っていそうなとき |
| Beats me. | さっぱりわからん(お手上げ) | 本当に見当もつかないとき |
| Who knows? | 誰にもわからないよ | 答えの出ない話を締めるとき |
| Your guess is as good as mine. | 私もあなたと同レベルでわからない | 二人そろって手がかりゼロのとき |
他の3つが「わからない」の言い換えなのに対し、You tell me. だけは矢印が相手に向いているのが特徴です。「わからない+そっちが答える番だよ」という2つの意味を、たった3語で済ませられます。
☕ ひとくちコラム 直訳を裏切る「tell me」ファミリー
tell me まわりには、直訳を裏切る表現が他にもあります。代表格が "Tell me about it."。「それについて教えて」ではなく、「わかる〜、ほんとそれ!」という共感のあいづちです。愚痴に対して "Tell me about it. My boss is the same."(わかるわ〜。うちの上司も同じ)のように使います。ほかにも "Don't tell me..."(まさか〜じゃないよね)、"I'm telling you."(マジだって)など、tell は共感や念押しの世界で大活躍。
この手のフレーズは、頭で訳すより口が勝手に出るまで反復するのが近道です。短文をテンポよく作る練習には瞬間英作文トレーニングがぴったりです。
今日のまとめ
今週、答えに困る質問をされたら1回投げ返してみてください。会話が一気にネイティブっぽくなります。