旅行の計画で、みんながホテルの話や食事の話を同時に始めました。あなたは手を上げてこう言います。

First things first.
まずは大事なことから片づけよう。
優先順位を整える一言。会議でも家庭でも使える。

First が2回。「最初のこと、最初」と読めてしまい、意味が取れません。

これは「重要なことから順に片づけよう」という仕切り直しの合図。会議・作業・旅行の計画など、話が散らかったときに場を整えるために使います。

意味と使いどころ

First things first. は優先順位の高いものから取りかかろうと提案する表現です。話題を整理する司会の一言としてよく機能します。

💡 名詞の things がカギ first things は「最初にやるべき事柄」という名詞のかたまり。それを first(最初に)片づけようという構造です。同じ語を品詞違いで重ねるのは英語の得意技で、Business is business.(仕事は仕事)、Enough is enough.(もうたくさんだ)も同じリズムです。

会話で見てみよう

▼ 旅行の計画会議で

Should we look at restaurants or hotels first?
レストランとホテル、どっちから見る?
First things first — let's book the flights.
まずは大事なことから。飛行機を押さえよう。

▼ 引っ越し当日の朝に

Where do we even start with all these boxes?
この箱の山、どこから手をつける?
First things first. Coffee, then the kitchen.
まずは大事なことから。コーヒー、それからキッチンね。
軽い冗談を混ぜると、場の空気がほぐれる。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
First things first.大事なことから(仕切り直し)話が散らかったとき
Let's prioritize.優先順位をつけよう(ビジネス寄り)会議での提案として
One thing at a time.一つずつやろう(焦る相手に)混乱している人を落ち着かせる
Let's cut to the chase.本題に入ろう前置きが長いとき

First things first. は順序Let's cut to the chase.本題への直行。似ていますが、前者は複数のタスクを並べ替え、後者は無駄を飛ばす、と役割が異なります。

⚠️ 1つだけ注意 相手の話をさえぎって使うと、「その話は後回し」と宣言したことになります。会議で使うなら、誰の意見も否定していないことを示すために、そのあと具体的な順番を提案するのがセットです。
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☕ ひとくちコラム 同じ語を繰り返す英語のリズム

First things first. / Business is business. / Boys will be boys.(男の子はしょせん男の子)/ It is what it is. 英語には同じ語を繰り返して意味を作る言い回しが多くあります。

共通しているのは「それ以上説明しない」という開き直り。定義を放棄することで、かえって強い納得を生みます。日本語の「ダメなものはダメ」と同じ構造ですね。こうした型は理屈で覚えるより、音のリズムで体に入れるほうが早い。練習には瞬間英作文トレーニングが向いています。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい 話が散らかったら First things first.(まずは大事なことから)優先順位を整える仕切り直しの3語。
そのあとに具体的な順番を提案するとセットで完成します。
🔊 このフレーズ、耳でも覚えよう

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