"I've always wanted to try surfing, but I don't know..."(サーフィンやってみたいんだけど、どうかな…)と迷う友達。それを聞いたネイティブは、笑ってこう言います。

Give it a shot.
試してみなよ。
迷っている人の背中をポンと押す定番。重すぎず軽すぎない、ちょうどいい応援。

直訳すると「それに一発くれてやれ」…?shot と聞くと「発砲」「銃声」を思い浮かべる日本人は、「え、撃つの?物騒じゃない?」と戸惑います。

安心してください。この shot はバスケのシュートやゴルフの一打と同じ「一回のトライ」のこと。つまり "Give it a shot" は「一回打ってみなよ=試してみなよ」という、挑戦をうながす定番フレーズなんです。今日はこれを、会話例と一緒に「使える状態」までもっていきます。

意味と使いどころ

"Give it a shot" は、結果を保証せずに「とりあえず一回やってみよう」と軽く背中を押すフレーズです。自分が挑戦するときの「やってみるよ」にも使えます。

💡 なぜ shot が「トライ」なの? shot の原義は「撃つこと・放つこと」ですが、そこからバスケの「シュート」、ゴルフやビリヤードの「一打」のように「狙って放つ一回の試行」へ意味が広がりました。入るかどうかは打ってみないと分からない。この「外れても仕方ない、でも打たなきゃ入らない」という感覚が、"give it a shot"=「ダメ元で一回やってみる」の軽さを生んでいます。

会話で見てみよう

▼ 英会話カフェに誘われて

There's an English conversation cafe downtown. Wanna come?
駅前に英会話カフェがあるんだ。来てみない?
I'm nervous, but okay. I'll give it a shot.
緊張するけど、よし。試しに行ってみるよ。

▼ 難しそうな料理に挑戦する友達と

Homemade ramen from scratch? That sounds really hard.
ラーメンを一から手作り?それ相当難しそうだよ。
Maybe, but I'll never know until I try. Give it a shot with me!
かもね。でもやってみなきゃ分からないし。一緒に挑戦してみようよ!
give 〜 a shot の「〜」に挑戦する対象を入れてもOK("Give sushi a shot." など)。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
Give it a shot.一回やってみなよ(ダメ元感)迷っている人への軽い後押し
Give it a try.試してみなよ(最も標準)ほぼ同じ。どこでも使える
Give it a go.やってみなよ(イギリスで定番)英・豪でよく聞くカジュアル表現
Take a shot at it.挑戦してみるクイズの解答や難題への挑戦

実際のところ、give it a shot / a try / a go はほぼ交換可能です。強いて言えば shot には「外れるかもしれないけど」というダメ元のニュアンスが少し濃く、だからこそ迷っている人の心のハードルを下げてくれます。

⚠️ 1つだけ注意 shot を使った表現でも "a long shot" は「見込みの薄い賭け」という別の意味になります。"It's a long shot, but let's apply."(望み薄だけど応募してみよう)のように使い、励ましの give it a shot とはニュアンスが別物。また、バーで "shots!" と言えばショットグラスのお酒のこと。shot は文脈で意味が大きく変わる単語です。
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☕ ひとくちコラム "Shot in the dark" と shot 慣用句の世界

shot を使った慣用句は英語に山ほどあります。"a shot in the dark"(暗闇での一発=当てずっぽう)、"call the shots"(采配を振る・仕切る)、"a big shot"(大物)、"like a shot"(弾丸のように即座に)。ミュージカル『ハミルトン』の名曲 "My Shot" では、主人公が "I am not throwing away my shot!"(俺はこのチャンスを無駄にしない!)と歌い上げ、shot=「人生の一打・チャンス」の象徴として使われています。

共通するイメージは「一回きりの、放たれる何か」。だから shot は「チャンス」「挑戦」「賭け」の意味を背負えるのです。挑戦を決めた友達には、続けてYou've got this.(君ならできる)を贈ると、励ましのコンボが決まります。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい 迷っている人には "Give it a shot."(試してみなよ)。自分なら "I'll give it a shot."、全力なら "Give it your best shot."
今週、何かに迷っている友達がいたら1回使ってみてください。軽い一言が、意外と人を動かします。
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