友達に "Wanna go out for sushi tonight?"(今夜お寿司食べに行かない?)と誘われたネイティブが、財布をチラッと見て、苦笑いしながらこう返します。

I'm broke.
金欠なんだ
「今お金がない」の超定番。深刻になりすぎず、カジュアルに言える。

初めて聞いた日本人は、たいていこう思います。「broke…壊れた!? どこか故障したの?」

壊れたのは体ではなく財布の中身です。"I'm broke" は「お金がない・金欠だ」という意味の超頻出フレーズ。ネイティブは給料日前になると本当に毎週のように言っています。それなのに、学校の教科書にはまず出てきません。今日はこれを、会話例と一緒に「使える状態」までもっていきます。

意味と使いどころ

"I'm broke" は、「今、手元にお金がない」を軽く伝えるひとことです。本当に破産したわけではなく、「今月ピンチでさ〜」くらいの温度感で毎日使われます。

💡 なぜ broke が「金欠」なの? 昔の英語では break の過去分詞として broke という形も使われていて、それが「(財政が)壊れた状態」を表す形容詞としてそのまま生き残りました。「家計がバキッと壊れた→お金がない」というイメージで覚えると、一発で頭に入ります。

会話で見てみよう

▼ 給料日前、友達からの誘い

Wanna check out that new izakaya tonight?
今夜、あの新しい居酒屋行ってみない?
I wish I could, but I'm broke until payday.
行きたいけど、給料日まで金欠なんだ。

▼ セールで爆買いした翌日

Did you buy the whole store or what?
店ごと買い占めたの?ってくらいの荷物だね。
Pretty much. I'm flat broke now.
ほぼね。おかげで今、完全に金欠。
flat broke で「すっからかん」。totally broke / dead broke も同じ強調。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
I'm broke.金欠なんだ(カジュアル)友達・同僚との日常会話
I'm short on cash.手持ちがちょっと足りないその場の持ち合わせの話
I can't afford it.それを買う余裕がない特定のモノ・値段への反応
I'm strapped for cash.お金に困っていて(口語)broke とほぼ同じ、やや大人め

迷ったら I'm broke でOK。「今月厳しい」という一時的なピンチに聞こえるので、悲壮感なく使えます。ちなみに法律用語の「破産」は bankrupt。"I'm broke" は「破産宣告」ではなく、あくまで日常の「金欠」です。

⚠️ 1つだけ注意 n を付けて "I'm broken." と言うと、「心がボロボロ・打ちのめされている」という深刻な意味に変わります。お金の話は n なしの broke。たった1文字ですが、相手の心配のレベルが全然違ってきます。
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☕ ひとくちコラム break とお金の深い関係

英語では「壊れる」とお金の縁が深く、"go broke" は「破産する」、"break the bank" は「大金を使いすぎる」。カジノで胴元の資金(bank)を空にするほど勝つ、が元のイメージです。さらに言えば「破産」を意味する bankrupt も、イタリア語の banca rotta(壊れた台)が語源。中世イタリアでは両替商が支払い不能になると、商売道具の台を壊されたと言われています。洋の東西を問わず、お金が尽きると何かが「壊れる」わけです。

ちなみに、金欠の友達にご馳走してあげるときの決めゼリフが It's on me.(ここは俺のおごり)。"I'm broke." と言われたら、こう返せたら最高にスマートです。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい お金がないときは "I'm broke."(金欠なんだ)。強調は "I'm flat broke."、「壊れた」の broken と混同しない。
今週、給料日前のピンチが来たら1回使ってみてください。悲壮感ゼロで懐事情を伝えられます。
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