待ち合わせの10分前。ネイティブの友達から、こんなメッセージが届きます。
初めて見た日本人は、こう考えます。「走ってる? 急いで走って向かってるってこと?」
惜しいけれど違います。この run は「走る」ではなく「(物事が)進行する」の run。「自分の一日が予定より遅れて進んでいる=遅れそう」という意味で、ネイティブは遅刻しそうになるたび、電車の中からでもベッドの中からでもこの一言を送ります。今日はこれを、会話例と一緒に「使える状態」までもっていきます。
意味と使いどころ
"I'm running late" は、「予定より遅れ気味です」と事前に知らせるひとことです。まだ遅刻が確定したわけではない「遅れつつある」状態を表すので、第一報にぴったりです。
- 待ち合わせ・会議の前の「遅れそう!」の連絡に
- "I'm running 10 minutes late." と分数を入れて具体的に
- 人以外にも "The train is running late."(電車が遅れている)
会話で見てみよう
▼ 待ち合わせ前のメッセージ
▼ 朝の会議前、同僚と
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| I'm running late. | 遅れ気味(進行中の報告) | 遅刻しそうなときの第一報 |
| I'll be late. | 遅刻します(ほぼ確定) | 間に合わないと分かったとき |
| I'm late. | もう遅刻している | 時間を過ぎてしまった後 |
| I'm behind schedule. | 予定より遅れている | 作業・プロジェクトの進捗 |
ポイントは「確定度」のグラデーションです。running late(遅れそう)→ I'll be late(遅れます)→ I'm late(遅れました)。第一報の段階では running late がいちばん自然で、「間に合わせようとはしている」誠意も伝わります。
☕ ひとくちコラム 英語では電車も会議も「走る」
英語の run は本当に働き者で、"The trains aren't running today."(今日は電車が動いていない)、"The meeting ran over."(会議が長引いた)、"We're running out of time."(時間がなくなってきた)と、時間や乗り物の「進行」をぜんぶ run で表します。日本語の「走る」よりずっと守備範囲が広いんです。
「足で走る」以外の run に出会ったら、「何かが進行している」と読み替えるのがコツ。ちなみに、夢中になりすぎて時間の進行を見失ったときの言い訳は I lost track of time.(時間を忘れてた)。遅刻コンビとしてセットで覚えておくと便利です。
今日のまとめ
今週、ヒヤッとする朝が来たら1回使ってみてください。第一報が早いだけで、印象はぐっと良くなります。