待ち合わせの10分前。ネイティブの友達から、こんなメッセージが届きます。

I'm running late.
遅れそう!
遅刻しそうなときの「第一報」の定番。実際に走っているかどうかは関係なし。

初めて見た日本人は、こう考えます。「走ってる? 急いで走って向かってるってこと?」

惜しいけれど違います。この run は「走る」ではなく「(物事が)進行する」の run。「自分の一日が予定より遅れて進んでいる=遅れそう」という意味で、ネイティブは遅刻しそうになるたび、電車の中からでもベッドの中からでもこの一言を送ります。今日はこれを、会話例と一緒に「使える状態」までもっていきます。

意味と使いどころ

"I'm running late" は、「予定より遅れ気味です」と事前に知らせるひとことです。まだ遅刻が確定したわけではない「遅れつつある」状態を表すので、第一報にぴったりです。

💡 なぜ running が「遅れ気味」なの? run には「(会議が)長引く」「(電車が)運行する」のように物事が進む・回るという意味があります。つまり running late は「進行が late 寄りになっている」ということ。「一日が遅れダイヤで運行中」とイメージすると、走っていなくても使える理由がわかります。

会話で見てみよう

▼ 待ち合わせ前のメッセージ

Hey, I'm running late. I'll be there in 15.
ごめん、遅れそう!あと15分で着く。
No worries. I just got here myself.
大丈夫だよ。私も今着いたところ。

▼ 朝の会議前、同僚と

Where's Mark? The meeting starts in five minutes.
マークは?会議、あと5分で始まるよ。
He texted me. He's running a bit late.
連絡きてたよ。ちょっと遅れてるって。
a bit / a little を足すと「少しだけね」と印象が柔らかくなる。

似ている表現との違い

表現ニュアンス場面
I'm running late.遅れ気味(進行中の報告)遅刻しそうなときの第一報
I'll be late.遅刻します(ほぼ確定)間に合わないと分かったとき
I'm late.もう遅刻している時間を過ぎてしまった後
I'm behind schedule.予定より遅れている作業・プロジェクトの進捗

ポイントは「確定度」のグラデーションです。running late(遅れそう)→ I'll be late(遅れます)→ I'm late(遅れました)。第一報の段階では running late がいちばん自然で、「間に合わせようとはしている」誠意も伝わります。

⚠️ 1つだけ注意 このフレーズの価値は「事前に」送ることにあります。到着してから "I was running late." と言っても、ただの言い訳に聞こえるだけ。着いたときは "Sorry to keep you waiting."(お待たせしてごめん)に切り替えましょう。
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☕ ひとくちコラム 英語では電車も会議も「走る」

英語の run は本当に働き者で、"The trains aren't running today."(今日は電車が動いていない)、"The meeting ran over."(会議が長引いた)、"We're running out of time."(時間がなくなってきた)と、時間や乗り物の「進行」をぜんぶ run で表します。日本語の「走る」よりずっと守備範囲が広いんです。

「足で走る」以外の run に出会ったら、「何かが進行している」と読み替えるのがコツ。ちなみに、夢中になりすぎて時間の進行を見失ったときの言い訳は I lost track of time.(時間を忘れてた)。遅刻コンビとしてセットで覚えておくと便利です。

今日のまとめ

📌 3秒でおさらい 遅れそうになったら、まず "I'm running late."(遅れそう!)。分数を言うなら "I'm running 10 minutes late."。到着後は "Sorry to keep you waiting." に切り替え。
今週、ヒヤッとする朝が来たら1回使ってみてください。第一報が早いだけで、印象はぐっと良くなります。
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