半年準備したプロジェクトが、上の一声で白紙に。ため息をついた同僚が、コーヒーを飲みながらこう言います。
That's life.
まあ、人生ってそんなもんだよ。
理不尽を受け入れる諦めの一言。淡々とした響き。
直訳は「それが人生だ」。意味はそのままですが、いつ使うかが分かりません。
使いどころは努力ではどうにもならなかったとき。「まあ、そういうものだよね」と肩の力を抜くための一言で、深刻になりすぎないための知恵でもあります。
意味と使いどころ
That's life. は理不尽や不運を受け入れるときの表現です。諦めというより、切り替えのスイッチとして使われます。
- 努力しても結果が伴わなかったとき
- 自分にはどうにもできない外部要因に対して
- That's just how it is. もほぼ同じ意味
💡 諦めではなく、区切り
英語の That's life. は湿っぽくありません。日本語の「仕方ないね」に近いですが、その場で気持ちを切って次に進む合図として機能します。だから深刻な顔ではなく、肩をすくめて言うのが基本です。
会話で見てみよう
▼ 企画が中止になったオフィスで
Six months of work, gone in one meeting.
半年の仕事が、会議ひとつで消えた。
That's life. Let's put it in the drawer for now.
まあ、そんなもんだよ。とりあえず引き出しにしまっとこう。
▼ チケットが取れなかった友人と
Sold out in four minutes. I had it in my cart!
4分で完売。カートには入ってたのに!
That's life. There's always the next tour.
そんなもんだよ。次のツアーもあるさ。
あとに前向きな一言を足すと、投げやりに聞こえない。
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| That's life. | 人生そんなもん(淡々とした受容) | どうにもならないことに |
| It is what it is. | そういうものだ(現状の受け入れ) | 変えられない現実に |
| It happens. | そういうこともある(軽い) | 小さな失敗に |
| Such is life. | 人生とはそういうもの(文語的) | やや古風で気取った響き |
It is what it is. が目の前の状況への受け入れなのに対し、That's life. は人生一般に視野を広げます。スケールが少し大きいぶん、大きな失望に向いています。
⚠️ 1つだけ注意
落ち込んでいる相手にいきなり That's life. と言うと、「あきらめろ」という突き放しに聞こえます。まず I'm sorry, that's really disappointing. と受け止めてから、時間をおいて使うのが大人の順番です。
スポンサーリンク
☕ ひとくちコラム 諦めの言葉が多い言語は強い?
That's life. / It is what it is. / Such is life. / Oh well.——英語には受け入れて次に行くための言葉が驚くほど揃っています。どれも短く、感情を引きずりません。
心理学では、変えられないことに意味づけをして手放すことがストレス対処として有効だと知られています。定型句はそのスイッチを押す道具。言葉を持っていること自体が、心の技術なのかもしれません。落ち込みを切り替える表現はフレーズ帳にも多数あります。
今日のまとめ
📌 3秒でおさらい
どうにもならないことには That's life.(人生そんなもん)。諦めではなく切り替えのスイッチ。
落ち込んでいる相手には、まず共感してから。順番を間違えないで。
落ち込んでいる相手には、まず共感してから。順番を間違えないで。