「引っ越しは面倒だよね」と言ったあと、少し間を置いてあなたはこう続けます。
Then again, a change might be good.
とはいえ、環境を変えるのもいいかもね。
自分の前言を見直すつなぎ。考えながら話している感じが出る。
then(そのとき)+ again(再び)。「またそのとき」? と直訳しても意味が通りません。
これは「とはいえ」「でも逆に考えると」という接続表現。自分が今言ったことを、自分で見直すときに使います。考えながら話している感じが出る、とても人間味のある一言です。
意味と使いどころ
Then again, は直前の自分の発言に対して、別の見方を付け加えるつなぎです。意見の修正・保留を表します。
- 自分の発言に反対の視点を足すとき
- 断定を避けて考えを深めていると示すとき
- But then again, と but を付けても同じ
💡 独り言のような接続詞
Then again, は相手ではなく自分に向けた反論です。だから会話では少し間を置いてから言うのが自然。同じ役割の On the other hand,(一方で)が整理された対比なのに対し、Then again, はその場で思いついたライブ感があります。
会話で見てみよう
▼ 引っ越しについて考えながら
Moving is such a hassle. Then again, a change might be good.
引っ越しって面倒だよね。とはいえ、環境変えるのもいいかも。
You've been in that apartment for six years.
あの部屋、もう6年でしょ。
▼ 買い物を迷いながら
It's way over my budget. Then again, I'd use it every day.
完全に予算オーバー。とはいえ、毎日使うんだよなあ。
Sounds like you've already decided.
もう心は決まってる感じだね。
買う理由を探しているときの定番の流れ。
似ている表現との違い
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| Then again, | とはいえ(自分の前言を見直す) | 考えながら話すとき |
| On the other hand, | 一方で(整理された対比) | 説明・プレゼンで |
| That being said, | とはいえ(前言を認めつつ転換) | 議論・文章でも使える |
| Having said that, | そうは言っても | 前言を和らげるとき |
That being said, がやや形式的なのに対し、Then again, は口語的で自然。書き言葉では前者、会話では後者を選ぶと収まりがよくなります。
⚠️ 1つだけ注意
連発すると結論が出せない人に見えます。特に会議では、Then again, を使ったあとに最終的な立場を示すのが大切。考えを見せるのは良いことですが、迷いっぱなしで終わらないように。
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☕ ひとくちコラム 英語は結論を先に、でも会話は別
英語は結論を先に言う言語だと習いますが、それは書き言葉やプレゼンの話。実際の会話では Then again, のように思考の途中経過をそのまま口に出すことがよくあります。
むしろ完璧に整理された発言ばかりだと、会話は堅苦しくなります。迷いを見せることが親しみにつながるのは、日本語も英語も同じ。上手に話そうとしすぎないほうが、結果的に会話は続きます。話し方の型は英会話フレーズ100選も参考になります。
今日のまとめ
📌 3秒でおさらい
自分の発言を見直すなら Then again,(とはいえ)。考えながら話している感じが自然に出ます。
ただし連発すると優柔不断に見えるので、最後は立場を示して。
ただし連発すると優柔不断に見えるので、最後は立場を示して。