電車が遅れて、ホームでただ立って待つしかない朝。そんなときに思わず出る「しょうがない」は、英語では It can't be helped. と言うのが自然です。
ここで I can't help it. と言ってしまうと、意味が変わってしまいます。この文は「自分の感情や行動を抑えられない」ときに使うもので、電車の遅延のような自分の外側で起きた出来事には使えません。
It can't be helped.
しょうがない
これが答えです。以下で、なぜこの言い方になるのかを説明します。
なぜ「I can't help it.」ではないのか
It can't be helped. の help は「助ける」ではなく「避ける」という意味です。直訳すると「それは避けられない」、つまり「どうにもならない、受け入れるしかない」という、状況そのものに対するあきらめの表現になります。主語が It、つまり出来事そのものが主語になっている点がポイントです。
一方 I can't help it. は主語が I。自分の感情や反応を抑えられないときに使う表現で、「ついお菓子に手が伸びちゃう、I can't help it.」のように、自分の中から出てくる欲求や反応を指します。しょうがない、と言いたい場面が状況の話か自分の話か、主語で見分けると迷いません。
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会話で見てみよう
The train's delayed again.
電車また遅れてるよ。
Ugh. Well, it can't be helped.
うわ…。まあ、しょうがないね。
Yeah, let's just wait it out.
だね。待つしかないか。
言い換えのバリエーション
| 英語 | 使いどころ |
|---|---|
| It can't be helped. | 状況そのものに対して「しょうがない」と言うとき |
| There's nothing we can do about it. | もう少し丁寧に「どうしようもない」と言うとき |
| Oh well. | カジュアルに「まあ、しょうがないか」と流すとき |
| I couldn't help it. | 自分の感情や行動を抑えられなかった、と言うとき(主語がIになる別の意味) |
⚠ ここだけ注意
I can't help it. は自分の感情や行動の話なので、電車の遅延や天気のように自分の外側で起きたことに使うと意味がおかしくなります。状況そのものを指すときは It can't be helped. を使ってください。
⚡ 3秒まとめ
- 状況に対する「しょうがない」は英語で It can't be helped.
- もっとカジュアルに言うなら Oh well.
- I can't help it. は自分の感情や行動の話で、意味が違う
「これ英語で何て言うんだろう」を、毎日1本ずつ潰していきます。