二次試験は入室から退室まで5〜10分程度の面接です。英語力そのものより、沈黙してしまうことで落ちる人が圧倒的に多い。逆に言えば、流れを知って身構えておくだけで通過率は大きく上がります。
🗣入室から退室までの流れ
- 入室 — Hello. / Good morning. とあいさつし、面接カードを渡す
- 着席 — Please sit down. と言われてから座る
- 簡単な会話 — 名前や級の確認。ここは採点対象外の場合が多い
- 問題カードを受け取る — 黙読 → 音読 → 質問へ
- 質疑応答 — カードの内容についての質問、続いて受験者自身の意見を問う質問
- カードを返して退室 — Thank you. Goodbye. まで言い切る
級によって問題の数と種類は変わりますが、この骨格は共通です。「何が起きるか分かっている」という状態を作っておくことが、そのまま点数になります。
🗣落ちる人の共通点は、ほぼこの3つ
1. 黙ってしまう
最大の失点原因です。分からない質問が来たときに固まってしまい、そのまま無得点になる。沈黙は0点ですが、間違った答えは0点ではありません。
詰まったときに使える一言を、必ず口に出せるようにしておいてください。
- Could you say that again, please?(もう一度お願いします)
- Well, let me see...(えーと、そうですね…)
- I'm not sure, but I think...(自信はないですが、たぶん…)
2. 声が小さい・目を合わせない
英検の二次試験にはアティチュード(態度)という観点があります。英語の正確さとは別枠で点が付くということです。評価されるのは、①積極的に伝えようとする姿勢、②はっきりした発話、③自然なアイコンタクト。文法が完璧でも、うつむいて小声だと取りこぼします。
3. 一語で答えて終わる
Yes. や Because it is fun. で止めてしまうパターン。必ず1文足すと決めておくだけで印象が変わります。Yes, I do. I usually go there on weekends. のように、理由か具体例を1つ添える。これは練習で必ず身につきます。
🗣音読で差がつくポイント
3級・準2級・2級ではパッセージの音読があります。ここで見られているのは正確な発音ではありません。
- 意味のかたまりで区切れているか — 単語ごとにブツ切りにしない
- ピリオドで下げているか — 文末の抑揚
- タイトルを読んでいるか — 忘れる人が非常に多い
🗣級ごとの違いを押さえる
- 3級 — パッセージの音読 → 内容質問 → イラストについての質問 → 受験者自身についての質問。日常的な話題が中心です
- 準2級・2級 — 音読 → 内容質問 → イラストの状況説明 → 社会的な話題についての意見。2級では賛成/反対を述べる質問が入ります
- 準1級 — 4コマイラストのナレーション(2分)が最大の関門。その後に4つの質問。2024年度からNo.4の質問に話題導入文が付く形に変わりました
- 1級 — 5つのトピックから1つ選び、1分準備して2分スピーチ。その後に質疑応答があります
準1級のナレーションは、各コマ1〜2文 × 4コマと決めてしまうと組み立てやすくなります。時間の指示(Twenty seconds later, ...)から書き出すのが定石です。
❓よくある質問
Q. 二次試験で答えが分からなかったら、黙っていたほうがいいですか?
A. 絶対に避けてください。沈黙は0点です。Could you say that again, please? と聞き返す、I'm not sure, but I think... と前置きして推測で答える。何かを話し続けることが、アティチュードの評価にも直結します。
Q. 発音が悪いと落ちますか?
A. ネイティブのような発音は求められていません。見られているのは相手に伝わるかどうかです。それより、声の大きさ・意味のかたまりでの区切り・アイコンタクトのほうが点数に効きます。
Q. 二次試験だけ落ちた場合、次回も一次から受けますか?
A. いいえ。申請すれば次回から1年間(最大3回)は一次試験が免除されます。申し込み時に免除の手続きが必要なので忘れないでください。