TOEIC L&Rはリスニング5〜495点、リーディング5〜495点、合計10〜990点。5点刻みで出ます。ここで多くの人がつまずくのが、正答数がそのまま点数にならないという点です。
📊まずテストの全体像を1分で
TOEIC L&Rは合計200問・約2時間。リスニング(約45分・100問)とリーディング(75分・100問)に分かれています。
| セクション | パート | 内容 | 問題数 | 形式 |
|---|---|---|---|---|
| リスニング | Part 1 | 写真描写 | 6問 | 写真を見て4つの説明文から選ぶ |
| リスニング | Part 2 | 応答問題 | 25問 | 質問への応答を3択から選ぶ(問題文が印刷されない) |
| リスニング | Part 3 | 会話問題 | 39問 | 2〜3人の会話について3問ずつ |
| リスニング | Part 4 | 説明文問題 | 30問 | アナウンスや留守電などの独話 |
| リーディング | Part 5 | 短文穴埋め | 30問 | 文法・語彙の4択 |
| リーディング | Part 6 | 長文穴埋め | 16問 | 文書の空所補充。1文まるごと入れる設問もある |
| リーディング | Part 7 | 読解 | 54問 | 1つの文書・複数の文書を読んで答える |
📊正答数と点数が一致しない理由
TOEICのスコアはその回の正答数を換算した数値です。難しい回と易しい回でスコアの意味が変わらないよう、統計的に調整されています。
この仕組みのおかげで、去年の800点と今年の800点が同じ英語力を表すことが保証されます。一方で、受験者側にはこういう不便が生じます。
- 「何問取れば何点」が確定しない — 回によって換算が変わります
- 自己採点でスコアは出せない — 正答数までしか分かりません
- 同じ正答数でも点数が上下する — 数十点動くことがあります
実務的には、正答数を目安として持っておくのが現実的です。おおまかに1問あたり5点前後と考えると、模試の自己採点からざっくりした見当がつきます。ただし「あと10問で50点」と単純計算はできません。
📊時間配分:75分をどう割るか
リーディングで最も多い失敗が時間切れによる大量の塗り絵です。Part 7の後半20問を勘で埋めると、それだけで100点近く失います。
目標スコア別の配分
| 目標 | Part 5(30問) | Part 6(16問) | Part 7(54問) |
|---|---|---|---|
| 600点 | 12分 | 10分 | 53分 |
| 730点 | 10分 | 8分 | 57分 |
| 860点以上 | 8分 | 7分 | 60分 |
そしてリスニング。こちらは音声のペースで進むので時間配分の余地がありません。唯一できるのが先読み(音声が流れる前に設問を読む)です。Part 3・4はこれをやるかやらないかで正答率が大きく変わります。
TOEICのスコアを決めているのは、テクニックより語彙量です。 当サイトの語彙力テストなら、3分でいまのレベルがCEFR判定で出ます。 「単語をやるべきか、演習に進むべきか」の判断がその場で付きます。
無料で語彙力を測る(登録不要)📊スコアの見方:LとRの差に意味がある
結果はリスニングとリーディングが別々に出ます。この差が、次に何をやるべきかを教えてくれます。
- L > R が50点以上 — 語彙と読解速度が足りていない。単語とPart 7の演習を優先
- R > L が50点以上 — 音と文字が結びついていない。音読とシャドーイングで、知っている単語を「聞こえる単語」に変える
- 差が小さい — バランス型。全体の語彙量を上げるのが最短
日本人受験者はR > L になりにくく、L > R になりやすい傾向があります。読解の速度不足が原因なので、語彙 → 音読 → 時間を計った演習の順で潰すのが定石です。
📊模試の結果は、点数より「正答率の偏り」を見る
模試を解いたあと、多くの人は合計点だけを見て一喜一憂します。しかし本当に価値があるのはパートごとの正答率です。どこで落としているかが分かれば、次の1か月に何をやるかが自動的に決まります。
まずこの表を埋める
| パート | 問題数 | 正答数 | 正答率 | 判定の目安 |
|---|---|---|---|---|
| Part 1 | 6 | 8割未満なら要注意 | ||
| Part 2 | 25 | ここが低い人が最も多い | ||
| Part 3 | 39 | 先読みができているかが出る | ||
| Part 4 | 30 | Part 3より落ちるなら語彙不足 | ||
| Part 5 | 30 | 7割未満なら文法の穴 | ||
| Part 6 | 16 | Part 5と連動する | ||
| Part 7 | 54 | 最後まで到達できたかも記録する |
偏りから次にやることを決める
- Part 2が低い → 最初の3語を聞く練習。1問が短いので、伸ばすのに最も時間がかからない場所です
- Part 3・4が低い → 先読みができていない可能性。音声を聞きながら設問を探していないか確認してください
- Part 5が低い → 文法の穴。品詞問題を落としているならやり直し英文法で土台から
- Part 7が最後まで行かない → 時間配分の問題。読解の演習より先に、Part 5を20秒で抜ける練習を
この分類をせずに「とりあえず問題集をもう1冊」とやるのが、TOEIC学習でいちばん多い遠回りです。模試は点を取るためではなく、弱点を特定するために解くと考えてください。
❓よくある質問
Q. TOEICは何点満点ですか?
A. リスニングが5〜495点、リーディングが5〜495点で、合計10〜990点です。5点刻みで表示され、0点や1点刻みの表示はありません。
Q. 何問正解すれば何点になりますか?
A. 回ごとに換算が調整されるため、確定した対応表はありません。目安として1問あたり5点前後と考えると見当はつきますが、同じ正答数でも回によって数十点上下することがあります。
Q. リスニングとリーディング、どちらを先に対策すべきですか?
A. スコアの低いほうからです。ただし日本人はリーディングが足を引っ張るケースが多く、その場合の原因はほぼ語彙不足と読解速度。英単語の覚え方から入るのが最短です。