Part 7は54問。全200問の4分の1以上がここに集中しています。そして「時間が足りない」の原因は、多くの人が思っている読む速度ではありません。全部読んでいることと戻り読みの2つです。
🎯なぜ時間が足りなくなるのか
原因1:文書を最初から最後まで読んでいる
Part 7は設問に答えるための情報だけあれば解けます。ところが多くの人は本文を全部読んでから設問に行く。これは使わない情報に時間を使っている状態です。
原因2:戻り読みしている
日本語の語順で理解しようとすると、英文を後ろから前へ戻って読むことになります。これをやると読解時間が2倍以上になります。対策は音読。声に出すと物理的に戻れないので、前から順に理解する回路が強制的に作られます。
原因3:Part 5に時間を使いすぎている
意外に多いのがこれです。Part 5で15分以上使うと、その時点でPart 7の後半が塗り絵になることが確定します。Part 5の解き方を先に直すほうが速い場合があります。
🎯設問の型で、読む場所が決まる
Part 7の設問は、実はパターンが限られています。型が分かればどこを読めばいいかが決まります。
| 設問の型 | 読む場所 |
|---|---|
| What is the purpose of ...? (目的) | 冒頭2〜3文。目的はほぼ最初に書かれる |
| Who most likely is ...? (職業・立場) | 署名・肩書き・冒頭のあいさつ |
| What is indicated about ...? (内容一致) | 固有名詞や数字を目印に該当箇所を探す |
| What is suggested/implied ...? (推測) | 選択肢を先に読み、本文と照合する |
| NOT true な選択肢を選ぶ | 時間を食う。後回し推奨 |
| 文挿入問題 (この文はどこに入るか) | 前後のつながり。代名詞と接続語が手がかり |
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後半に出るダブルパッセージ(2文書)・トリプルパッセージ(3文書)は、1つの文書だけでは答えが出ない設問が必ず混ざっています。
- 文書の種類を確認する — メール・広告・日程表・請求書など。種類が分かれば、どこに何が書いてあるか予測できます
- 1文書目を読む — ここで答えられる設問を先に片づける
- 2文書をまたぐ設問を残す — 日付・名前・金額など、両方に出てくる情報が答えの鍵になります
時間切れが見えたら、トリプルパッセージを丸ごと捨ててシングルパッセージを丁寧に解くほうがスコアは上がります。1問の価値は同じなのに、かかる時間が3倍違うからです。
🎯速く読めるようになる練習
- 音読 — 一度解いた文書を、意味を追いながら5回声に出す。戻り読みの癖が消えます
- 時間を計る — 常に計る。計らない演習は本番の役に立ちません
- 語彙を増やす — 知らない語で止まるのが最大の減速要因。単語の覚え方へ
- 同じ問題を3回解く — 新しい問題を1回ずつ解くより効きます。思い出す練習が定着を生むのと同じ理屈です
🎯解く順番と、捨てる判断のタイミング
Part 7は前から順に解く必要がありません。配点はどの設問も同じなので、解きやすいものから取るほうが得です。
推奨する順番
- シングルパッセージ(1文書)から順に。文書が短く、設問も2〜4問と少ない
- ダブルパッセージ(2文書)へ。1文書目で答えられる設問を先に片づける
- トリプルパッセージ(3文書)は最後。時間が足りなければ丸ごと捨てる判断をする
文書の種類で、読む場所が決まる
| 文書の種類 | 答えが集中している場所 |
|---|---|
| メール | 件名と第1段落。目的はほぼ冒頭に書かれる |
| 広告・告知 | 見出しと、下部の細かい条件(期限・対象外) |
| 記事 | 各段落の1文目 |
| 日程表・請求書 | 表そのもの。本文はほぼ読まなくてよい |
| チャット形式 | 発言の流れ。誰が何を頼んだかが問われる |
チャット形式の設問でよく出るのが、「At 10:15, what does Mr. Lee mean when he writes ...?」という意図問題です。これは直前の発言を読めば必ず答えが出ます。その一言だけを見て前後を読まないのが、時間を節約するコツです。
❓よくある質問
Q. Part 7は何分で解けばいいですか?
A. 600点なら53分、730点なら57分、860点以上なら60分が目安です。54問なので1問あたり約1分。Part 5と6をどれだけ短縮できるかが、そのままここに効いてきます。
Q. 先に設問を読むべきですか、本文を読むべきですか?
A. 設問を1問読んでから本文を探すのがおすすめです。設問を全部読んでから本文に行くと、探すものが多すぎて記憶しきれません。1問ずつ処理するほうが、結果的に速く正確です。
Q. 時間が足りないときはどこを捨てるべきですか?
A. トリプルパッセージです。1問の配点は同じなのに、解くのに3倍の時間がかかります。残り時間が少ないときは、シングルパッセージを確実に取るほうがスコアが伸びます。