朝いちばんの会議で、急に意見を求められた瞬間。頭の中が真っ白になって、言葉が何も出てこなかった。そんな「頭が真っ白になった」は、英語では My mind went blank. と言います。blank は「何も書かれていない、空白の」という意味の単語で、頭の中に何も浮かんでこない状態をそのまま言い表せます。
ここで日本語の「真っ白」につられて My head turned white. と言うと、聞いた相手は一瞬戸惑います。これは頭(髪)が真っ白になった、つまり急に白髪になったという意味に聞こえてしまうからです。色の話ではなく頭の中身が空っぽになったという話なので、white ではなく blank を使うのがポイントです。人前で急に指名されたとき、面接で予想外の質問をされたときなど、とっさに言葉が出てこない場面ならどこでも使えます。
なぜ「My head turned white.」ではないのか
blank はテスト用紙の空欄や、何も書かれていない画面などに使う単語で、「何もない状態」を表します。go blank / went blank という形で使うと、それまであったはずの考えや記憶がすっと消えてしまう感覚がぴったり伝わります。日本語の「真っ白」も、紙のように何も書かれていない状態を思い浮かべた比喩なので、発想自体は英語の blank と近いところがあります。
一方 white は純粋に色を表す単語で、日本語の「真っ白」のように比喩として「何もない」という意味には広がりません。My head turned white. と言うと、色の変化、つまり髪が白髪になったという意味に取られてしまうので、頭の中身の話をしたいときは避けたほうがいい表現です。同じ理由で、驚きで頭が真っ白になったときもwhite ではなく blank を使います。
会話で見てみよう
言い換えのバリエーション
| 英語 | 使いどころ |
|---|---|
| My mind went blank. | 頭が真っ白になった、の基本の言い方 |
| My mind just went blank for a second. | 一瞬だけ、というニュアンスを添えたいとき |
| I blanked out. | くだけた言い方。とっさに出てこなかった、というとき |
| I couldn't think of anything to say. | 何も言葉が出てこなかった、と説明的に言うとき |
- 頭が真っ白になったは My mind went blank. が近い言い方。blank は「何もない状態」を表す
- My head turned white. は色の話になり、髪が白髪になったという意味に聞こえる
- くだけた言い方では I blanked out. もよく使われる
「これ英語で何て言うんだろう」を、毎日1本ずつ潰していきます。