子どものお弁当を作りながら片方だけの靴下を探し、同時にフライパンの卵も見ていないといけない――そんな、全部を一人で同時にこなさないといけない朝の忙しさを表す「猫の手も借りたい」は、英語ではI could use an extra pair of hands.と言うのが自然です。

ここで「猫の手」をそのままI need to borrow a cat's hand.のように訳すと、相手には本当に猫を借りたい話としか聞こえず、まったく伝わりません。日本語の「猫の手も借りたい」は、猫の手すら役に立たないほど忙しいという、冗談めいた誇張表現です。an extra pair of handsは「もう一組の手」という意味で、「誰でも助けに来てほしい」というそのニュアンスを英語でそのまま運んでくれます。

I could use an extra pair of hands.
猫の手も借りたい
これが答えです。以下で、なぜこの言い方になるのかを説明します。

なぜ「I need to borrow a cat's hand.」ではないのか

an extra pair of handsは文字どおり「もう一組の手」のことで、一人では手が足りないほど忙しいときに使う定番の言い方です。I could use an extra pair of hands.は「誰か手伝ってくれるとありがたい」という控えめなお願いにも、軽い愚痴にもなる便利な一文です。

もっと率直に忙しさだけを伝えたいときはI'm swamped this morning.も使えます。swampedは「(仕事などに)押し流される」イメージの単語で、朝からやることが多すぎる状況にぴったりです。一方でI need to borrow a cat's hand.は英語話者には猫を借りる話としか聞こえず、忙しさは少しも伝わりません。

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会話で見てみよう

Do you need any help with breakfast?
朝ごはん、何か手伝う?
Yes, please. I could use an extra pair of hands right now.
うん、お願い。今ちょうど猫の手も借りたいところなの。
Just tell me what to do.
何すればいいか言って。

言い換えのバリエーション

英語使いどころ
I could use an extra pair of hands.猫の手も借りたいときの定番の言い方
I'm swamped this morning.朝からやることが多すぎて忙しいと言う言い方
I could use all the help I can get.とにかく誰の助けでもありがたい、と強めに言う言い方
I need to borrow a cat's hand.猫の手を直訳してしまい、意味が通じない言い方
⚠ ここだけ注意 I need to borrow a cat's hand.は英語話者には本当に猫を借りたいのかと誤解されてしまい、忙しさは伝わりません。誇張表現だと伝えたいときはan extra pair of handsを使いましょう。
⚡ 3秒まとめ
  • 猫の手も借りたいはI could use an extra pair of hands.
  • シンプルに忙しさを言うならI'm swamped.
  • 猫の手を直訳したborrow a cat's handは意味が通じない

「これ英語で何て言うんだろう」を、毎日1本ずつ潰していきます。

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