出社してすぐ、誰に言われたわけでもないのに同僚がコーヒーを入れておいてくれていた。そんな朝のさりげない気配りに「気が利くね」と声をかけるときの「気が利く」は、英語では She's very thoughtful. や She's so considerate. と言うのがいちばん自然です。
「気が利く」を頭の回転の速さと結びつけて She's very clever. と言ってしまうと、clever は「賢い」「頭がいい」、場合によっては「ずる賢い」という意味の単語なので、相手を気遣う優しさのニュアンスはまったく伝わりません。日本語の「気」は気配りにも機転にも使われますが、英語では気配りを表す単語と頭の良さを表す単語ははっきり分かれています。
She's very thoughtful.
気が利く
これが答えです。以下で、なぜこの言い方になるのかを説明します。
なぜ「She's very clever.」ではないのか
thoughtful は「思いやりのある」という意味で、相手が言われなくても何かしてくれた具体的な行動をほめるときによく使われます。How thoughtful of you!(なんて気が利くんでしょう)のように、その場での感謝を伝える決まり文句としても定着しています。
人柄そのものを指して「あの人はいつも気が利く」と言いたいときは、他人に迷惑をかけないよう配慮するニュアンスの considerate がよく合います。細かいところまでよく気づく点を強調したいときは attentive も使えるので、状況に応じて使い分けてください。
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会話で見てみよう
You already made coffee? Thanks!
もうコーヒー入れてくれたの?ありがとう
No problem. You looked a little tired this morning.
ううん、今朝ちょっと疲れてるように見えたから。
That's so thoughtful of you.
気が利くね。
言い換えのバリエーション
| 英語 | 使いどころ |
|---|---|
| She's very thoughtful. | 気が利く、いちばん自然な言い方 |
| He's so considerate. | 他人に迷惑をかけない配慮を強調するとき |
| She's very attentive. | 細かいところによく気づく点を強調するとき |
| That's so thoughtful of you. | 相手のその場の行動そのものをほめるとき |
⚠ ここだけ注意
clever は「頭の回転が速い」「ずる賢い」という意味の単語で、思いやりや気配りのニュアンスは伝わりません。気が利くと伝えたいときはthoughtful や considerate を使ってください。
⚡ 3秒まとめ
- 気が利くは英語で thoughtful や considerate
- 気が利くを clever と訳すと「頭がいい」という意味になり、気配りのニュアンスが伝わらない
- 細かいところによく気づく点を強調したいときは attentive も使える
「これ英語で何て言うんだろう」を、毎日1本ずつ潰していきます。