特に理由もないのに朝から機嫌が悪い。そばにいる人にそれを気づかれて「今日、虫の居所が悪いね」と言われるようなときの言い方が、英語にはそのものずばりであります。I got up on the wrong side of the bed.(ベッドの間違った側から起きた)のひと言です。
「虫」を bug と訳して My bug is in a bad place today. のように言っても、英語ではただの虫の話にしか聞こえず、機嫌の話だとは伝わりません。日本語の「虫」は感情や本能を表す比喩ですが、この比喩は英語にはそのまま持ち込めません。
I got up on the wrong side of the bed.
虫の居所が悪い
これが答えです。以下で、なぜこの言い方になるのかを説明します。
なぜ「My bug is in a bad place today.」ではないのか
英語では「機嫌」を虫ではなくベッドから出た側に結びつけます。get up on the wrong side of the bed は、朝起きた瞬間から理由もなく不機嫌でイライラしている状態を指す言い方で、俗説では「ベッドの左側から起きるのは縁起が悪い」という古い言い伝えに由来すると言われています。真偽はさておき、今では単に「なぜか朝から機嫌が悪い」を表す決まり文句として定着しています。
同じ意味で wake up on the wrong side of the bed と言う人もいます。get up でも wake up でも意味は変わりません。また、相手について言うときは Someone woke up on the wrong side of the bed. のように三人称で言うと、少しからかうような響きになります。深刻な怒りではなく、理由のはっきりしないちょっとした不機嫌を指す、軽いニュアンスの表現です。
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会話で見てみよう
You're being kind of quiet this morning. Is something wrong?
今朝ちょっと静かだね。何かあった?
Not really, I just got up on the wrong side of the bed, I think.
特に何も。ただ何となく虫の居所が悪いだけだと思う。
Fair enough. Coffee first, talk later.
了解。とりあえずコーヒー飲もう。
言い換えのバリエーション
| 英語 | 使いどころ |
|---|---|
| I got up on the wrong side of the bed. | 虫の居所が悪い、いちばん自然な言い方 |
| I'm just in a mood today. | 理由を気にせず「今日は機嫌が悪い」と言うとき |
| Someone woke up on the wrong side of the bed. | 相手について、少しからかって言うとき |
| I'm not myself this morning. | 機嫌の悪さより「今朝はどこか違う」と伝えたいとき |
⚠ ここだけ注意
My bug is in a bad place today. は、英語ではただの虫の話に聞こえてしまいます。理由もなく機嫌が悪い朝は get up on the wrong side of the bed で表してください。
⚡ 3秒まとめ
- 虫の居所が悪いは英語で I got up on the wrong side of the bed.
- 「虫」を bug と直訳しても、機嫌の話だとは伝わらない
- 相手について言うなら Someone woke up on the wrong side of the bed.
「これ英語で何て言うんだろう」を、毎日1本ずつ潰していきます。