第67回 ☀️ 午前の部🍺 バル・旅・日常の実戦💃 スペイン🟢 誰に使ってもOK

Estoy sin blanca.

エストイ シン ブランカ

お金が全然ない/一文なしだ

直訳:ブランカ(という硬貨)を一枚も持っていない

🔊 青いボタンでネイティブ音声が流れます。カタカナの赤い下線のところを強く読むのがコツです。

📖Estoy sin blanca. ってどういう意味?

「お金がない」を辞書で調べると、まず出てくるのはNo tengo dinero.という素直な言い方です。ところが財布が心もとないスペイン人の口から実際に飛び出すのは、圧倒的にEstoy sin blanca.という一言です。直訳すると「ブランカという硬貨を一枚も持っていない」となり、日本語の「一文なし」「すっからかん」に近い、昔の通貨名を借りた決まり文句です。

文法的にはestar sin + 名詞(〜なしの状態でいる)という型で、blancaはここでは色の「白」ではなく、昔スペインで流通していた低額硬貨の名前を指す固有の名詞として使われています。そのためblanca単体を「白い」という形容詞のように動かして使うことはできず、estar sin blancaという組み合わせでしか登場しません。すでにsinが「〜なしで」を意味しているので、否定のnoを重ねて言うことはなく、フレーズ全体をひとつの塊として覚えるのが早道です。

語源については、1379年にカスティーリャ王フアン1世が発行した「ブランカ・デル・アグヌス・デイ」という硬貨に由来するという説が広く紹介されています。最初は銀や銅で作られていましたが、時代が下るにつれて価値が下がり、最終的にはほとんど無価値な硬貨になったことから「ブランカ一枚もない」=「お金がない」という言い回しが定着したと言われています(ただしこれは広く語り継がれている有力説であり、確たる証拠があるわけではありません)。この表現はスペイン色が強く、中南米では通じにくいので、メキシコならestar pelado、他の国ではno tener un pesoのように、国ごとに別の言い方を使う方が自然です。

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💬こんな場面で使います

🎬 友達に飲みに誘われたけど財布が寂しいとき
A ¿Te vienes a tomar algo esta noche?テ ビエネス ア トマル アルゴ エスタ ノチェ今夜一杯飲みに行かない?
B Uy, es que estoy sin blanca hasta fin de mes.ウイ、エス ケ エストイ シン ブランカ アスタ フィン デ メスうっ、月末までお金が全然ないんだよね。
A No pasa nada, invito yo esta vez.ノ パサ ナダ、インビト ジョ エスタ ベス気にしないで、今回は私がおごるから。

🔊そのまま使える例文

No puedo salir esta noche, estoy sin blanca.ノ プエド サリル エスタ ノチェ、エストイ シン ブランカ今夜は出かけられない、一文なしなんだ。
Después de las vacaciones, siempre estoy sin blanca.デスプエス デ ラス バカシオネス、シエンプレ エストイ シン ブランカ休暇のあとはいつもお金がすっからかんだよ。

⚠️日本人がやりがちなミス

ここを間違えると通じませんblancaを見た瞬間に「白い」という形容詞だと思い込み、sinを落としてEstoy blanca.(私は白い→顔色が悪い、の意味に取られかねない)のように言ってしまうミス。estar sin blancaはこの3語がセットになって初めて「お金がない」という意味になる決まり文句なので、sinを省略すると意味がまったく変わってしまいます。

🔗いっしょに覚えたい関連表現

Estoy a dos velas.エストイ ア ドス ベラスお金がすっからかん(スペインで使われる同義の言い方)
Estoy pelado / Estoy peladaエストイ ペラド / エストイ ペラダお金がない(メキシコをはじめ中南米でよく使う言い方)
No tengo ni un duro.ノ テンゴ ニ ウン ドゥロ一銭もない(昔の通貨「ドゥロ」を使ったスペインの言い方)
🧔高橋先生のひとことこの表現はユーロが導入されて久しい今でも、財布の中身がゼロに近いときの合言葉として現役です。給料日前の会話で「¿Cómo vas de dinero?」と聞かれたら、Estoy sin blanca.と返せば十分に本場らしく聞こえます。
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❓よくある質問

Q. Estoy sin blanca. はどういう意味ですか?

A. 「お金が全然ない/一文なしだ」という意味です。カタカナ読みは「エストイ シン ブランカ」。「お金がない」を辞書で調べると、まず出てくるのはNo tengo dinero.という素直な言い方です。ところが財布が心もとないスペイン人の口から実際に飛び出すのは、圧倒的にEstoy sin blanca.という一言です。直訳すると「ブランカという硬貨を一枚も持っていない」となり、日本語の「一文なし」「すっからかん」に近い、昔の通貨名を借りた決まり文句です。

Q. Estoy sin blanca. はどこの国で使いますか?

A. 主にスペインで使われる表現です。中南米では別の言い方をすることがあります。

Q. Estoy sin blanca. は誰に使っても大丈夫ですか?

A. はい。目上の人や初対面の相手にも使える、失礼になりにくい表現です。

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