答えイギリス英語では Cheers は「乾杯」だけでなく、日常のあらゆる場面で「ありがとう」「じゃあね」の意味でも使われます。

📖くわしく解説します

日本の学校英語で覚える Cheers は、ほぼ「乾杯」の掛け声としてだけです。ところがイギリスでは、レジの店員に品物を渡されたとき、バスを降りるときの運転手へのひと言、メールの結びの一文まで、Thank you の代わりとして Cheers を使う場面が驚くほど多い。乾杯の場にいなくても、グラスを持っていなくても構いません。

この使い方が広まった経緯には、はっきりした定説があります。もともと cheer は古フランス語で「顔・表情」を意味した語から、中英語で「元気・機嫌」に転じ、乾杯の掛け声としての Cheers は1919年ごろに定着したとされています。そこからさらに時代が進み、1970年代にはパブの外でも「ありがとう」の意味で使われるようになったことが、当時の The Times の記事にも記録されています。乾杯→上機嫌→感謝の言葉、という自然な意味の広がりです。

現在のイギリス英語では、Cheers は実質3つの意味を1語で兼ねる便利な言葉になっています。Cheers!(乾杯)、Cheers, mate.(ありがとう)、Cheers, see you later.(じゃあね)——どれも同じ単語です。友人同士のくだけた会話だけでなく、店員や同僚とのちょっとしたやり取りでも自然に出てくるため、イギリスに行くと1日に何度も耳にすることになります。

ただし要注意なのは、この用法がイギリス英語ほど根付いていない地域もあるということ。アメリカ英語では Cheers はほぼ乾杯の意味に限られ、感謝の意味で使ってもすぐには伝わらないことがあります。イギリス人・アイルランド人・オーストラリア人と話すときには自然に使える一言ですが、アメリカ人相手なら Thanks や Thank you のほうが誤解なく届きます。

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Thanks for the lift — cheers, mate!
車に乗せてくれてありがとう——助かったよ!

🏷 Cheers イギリス英語 お礼 スラング

まとめ

Q. イギリス人の「Cheers」は、乾杯のときだけの言葉じゃない

A. イギリス英語では Cheers は「乾杯」だけでなく、日常のあらゆる場面で「ありがとう」「じゃあね」の意味でも使われます。

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