答え「Please find attached」は19世紀の書状に由来する硬い表現で、今のネイティブは「I've attached...」のように主語をはっきりさせた言い方を好みます。

📖くわしく解説します

日本のビジネス英語の教材には、添付ファイルを知らせる決まり文句としてPlease find attached(添付をご確認ください)がほぼ必ず載っています。ところが今の英語圏の実務メールでこの表現を見かける頻度は下がっていて、若い世代のネイティブほど「かしこまりすぎ」「ロボットっぽい」という印象を持つ人が増えています。教科書で覚えた「正しい定型文」が、送った相手には少し古めかしく響いてしまう、という食い違いです。

この言い回しは、「Enclosed, please find...」(同封のものをご確認ください)という、19世紀の正式な書状や法律文書でよく使われた表現を短くしたものだ、というのが定説です。紙の手紙に何かを同封していた時代の「探してください(find)」という婉曲な言い方が、封筒がメールの添付ファイルに置き換わった後もそのまま受け継がれてしまいました。

現在この表現が敬遠されがちな理由は主に2つあります。ひとつは受け身の言い回しであること——誰が何をしたのか(I attached...)がぼやけてしまいます。もうひとつはそもそも説明が不要だという点。メールを開けば添付ファイルの有無は一目で分かるので、わざわざ「見つけてください」と指示する必要がないのです。結果として、事務的というより他人事のように投げているだけという印象を与えることがあります。

実際のビジネスメールでよく使われるのは、I've attached the file for your review.Attached is the report. のように、誰が何を添付したかを主語つきではっきり書く言い方です。とはいえPlease find attached自体が誤りというわけではなく、法律関係や非常にフォーマルな書類のやり取りでは今でも通用します。カジュアルさが求められる普段のメールでは、より自然な言い方に切り替えるとよいでしょう。

スポンサーリンク

🔊この話に出てきた英語を使ってみる

音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。

I've attached the report for your review.
確認用に報告書を添付しました。

🏷 Please find attached ビジネスメール ネイティブ メール英語

まとめ

Q. ビジネスメールの定番「Please find attached」、実はもう古い言い回し?

A. 「Please find attached」は19世紀の書状に由来する硬い表現で、今のネイティブは「I've attached...」のように主語をはっきりさせた言い方を好みます。

💬ネイティブの本音と日本人の誤解 の他のネタ

💡 英語の雑学・豆知識をすべて見る