730点は履歴書での評価がはっきり変わるラインです。そしてここでほとんどの人が停滞します。理由は明快で、600点まで効いていたやり方が、そのままでは効かなくなるからです。

📈600点と730点で「変えるべきもの」3つ

1. 語彙は量より「精度」へ

600点までは「意味を1つ知っている」で通用しました。730点からはコロケーション(語と語の相性)が問われます。

make a decision(○) / do a decision(×)
meet a deadline(○) / keep a deadline(△)
be subject to change = 変更の可能性がある

単語帳を例文ごと音読するだけで、この精度は上がります。

2. リスニングは「先読み」が前提になる

Part 3・4は、音声が流れる前に設問を読めているかで正答率がまったく変わります。先読みができていないと、聞きながら設問を探すことになり、両方失敗します。

3. リーディングを「完走」する

600点は塗り絵が残っても届きますが、730点は届きません。75分で100問を解き切るのが前提条件になります。

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📈先読みのやり方

  1. Part 3・4の説明が流れているあいだに、最初の設問3つを読む(説明文は毎回同じなので聞く必要がありません)
  2. 設問の疑問詞と固有名詞だけ拾う。全文を読む必要はありません
  3. 音声が流れたら設問の順に情報が出てくるので、順番に処理する
  4. 解答したらすぐ次の設問を読む。解答の見直しはしない
先読みが崩れたら1つの設問に固執すると、次のセットの先読みができなくなり、崩れが連鎖します。分からない問題はすぐ捨てて、次の先読みに移ってください。1問より次の3問です。
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1〜2か月目:語彙の精度と音読

730点向けの単語帳を1冊。ただし例文ごと音読するのが条件です。単語だけ覚えても、コロケーションは身につきません。

並行して、公式問題集のPart 3・4を音読。1つの音源を5回読むほうが、5つの音源を1回ずつより効きます。

3か月目:先読みを体に入れる

Part 3・4だけを通しで解く練習を週2回。先読みが間に合わなかった問題に印を付けると、どこで崩れるかが見えてきます。

4か月目:通しで2時間

本番と同じ2時間を通す練習を週1回。集中力が切れる場所を特定するのが目的です。多くの人はPart 7の中盤で落ちます。そこを知っていれば本番で身構えられます。

📈Part 3・4の先読み、実際の手順

先読みは「やったほうがいい」ではなく、730点を超えるための必須技術です。ただし、やり方を間違えると逆効果になります。

時間の使い方

  1. Directions(説明)が流れているあいだ — 毎回同じ内容なので聞く必要がありません。この40秒前後で最初の3問を読みます
  2. 各セットの問題を読み上げているあいだ — ここも設問が印刷されているので聞く必要がありません。次のセットを先読みします
  3. 音声が流れているあいだ — 設問の順に情報が出てきます。聞きながら順に解答していきます

先読みで見るのは3か所だけ

選択肢は読まない先読みで選択肢まで読もうとすると、間に合わずに崩れます。読むのは設問だけ。選択肢は音声を聞きながら見れば十分です。

そして最も大事なルール。分からない問題が出ても、そこで止まらないこと。1問に固執すると次のセットの先読みができず、崩れが連鎖します。捨てて次に行く判断が、結果的に3問を救います。

📈730点で止まる人の3パターン

1. 語彙を「意味だけ」で覚えている

600点までは意味を1つ知っていれば通用しました。730点からは語と語の相性が問われます。単語帳を例文ごと音読していない人は、ここで頭打ちになります。

対策は単純で、単語帳を例文ごと声に出すだけ。覚え方の詳細は英単語の覚え方にあります。

2. リーディングを完走できていない

600点は塗り絵が残っても届きますが、730点は届きません。75分で100問が前提条件です。

完走できない原因は、ほぼPart 5と6の速度不足。ここを合計18分以内に抜けられれば、Part 7に57分残ります。Part 5の解き方を先に直すのが近道です。

3. 同じ教材を繰り返していない

730点付近で伸び悩む人ほど、新しい問題集を買う傾向があります。しかし1回解いただけの問題は、ほとんど身になっていません

研究が示すこと思い出す回数が定着を決めるという実験結果があります。新しい5回分を1回ずつより、同じ1回分を5回やるほうが残ります。特にリスニングは、同じ音源を繰り返すほど効きます。
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よくある質問

Q. 730点は何割正解すれば取れますか?

A. おおよそ200問中140〜150問前後が目安とされます。回によって換算が変わるため確定はできませんが、7割以上を安定して取る必要がある、と考えてください。

Q. 600点から730点まで何か月かかりますか?

A. 3〜6か月が目安です。ただし600点までと同じ勉強を続けても伸びにくく、語彙の精度・先読み・完走の3つを意識的に変えられたかで期間が大きく変わります。

Q. リスニングとリーディング、どちらを優先すべきですか?

A. スコアの低いほうからです。ただしリスニングのほうが短期間で伸びやすい傾向があります。Part 2と先読みの練習は、数週間で効果が出ることも珍しくありません。

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