答えetc. はラテン語 et cetera(その他の物事)の略でモノの列挙専用、et al. は et alii(その他の人々)の略で人の列挙専用です。論文の共著者を etc. で済ませたり、道具のリストを et al. で締めくくったりすると、英語に慣れた読み手には違和感として伝わります。

📖くわしく解説します

レポートや論文の文末でよく見る etc. と et al.。どちらも日本語にすれば「〜など」で片付けてしまいがちですが、英語ネイティブの間ではこの2つを混同すると素人っぽく見える、というくらいはっきりした使い分けがあります。見分け方はシンプルで、「他に何が?」と聞けるならetc.、「他に誰が?」と聞けるならet al.です。

etc. はラテン語 et cetera の略で、直訳すると「その他の物事」。et はラテン語で「そして」、cetera は「残りのもの」を意味し、道具・食材・書類などモノの列挙にだけ使います。一方の et al. は et alii の略で、こちらは「その他の人々」という意味。alii はラテン語で男性複数形の「他の者たち」を指し、女性だけのグループであっても慣習的にこの形がそのまま使われます。共著者や共同研究者など、人を列挙するときにしか使いません。

学術論文では et al. の出番がとりわけ多く、著者が多い文献を引用するたびに全員の名字を書く手間を省いてくれます。ただし何人目から et al. に切り替えてよいかはスタイルガイドによって違い、APAは著者3人目以降から、MLAとシカゴスタイルは4人目以降からet al. に置き換えるのが目安とされています。

つづり方にも見落としやすい規則があります。et al. の et はラテン語の完全な単語であり、省略形ではないため、et の後にピリオドは付きません。ピリオドが要るのは al.(alii の省略)の方だけです。逆に etc. は、リストの最後に来る前に少なくとも2つ以上の項目を挙げてから使うのが本来の作法とされ、直前にカンマを置くのが一般的です。たった数文字の略語ですが、どちらを選ぶかで文章の丁寧さが変わってきます。

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🔊この話に出てきた英語を使ってみる

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The paper was written by Tanaka et al., and the equipment list included beakers, flasks, etc.
その論文は田中氏らによって書かれ、器具のリストにはビーカー、フラスコなどが含まれていた。

🏷 etc et al ラテン語 略語 使い分け 記号

まとめ

Q. 「etc.」と「et al.」、どちらも「〜など」なのに、ネイティブはモノと人で厳密に使い分けている

A. etc. はラテン語 et cetera(その他の物事)の略でモノの列挙専用、et al. は et alii(その他の人々)の略で人の列挙専用です。論文の共著者を etc. で済ませたり、道具のリストを et al. で締めくくったりすると、英語に慣れた読み手には違和感として伝わります。

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