答えa norange → an orange のように、n が冠詞に持っていかれたり奪われたりした。

📖くわしく解説します

オレンジはアラビア語 nāranj、スペイン語 naranja。本来は n で始まる語でした。英語に入ったとき a norange と発音され、これが an orange と聞き分けられて n が冠詞側に移動。単語のほうから n が消えました。

同じ事故が apron(元 napron。napkin と同語源)、adder(蛇。元 nadder)、umpire(審判。元 noumpere)でも起きています。

逆に冠詞から n をもらった語も。nickname は元 an eke-name(eke = 追加の)が a nekename に。newt(イモリ)も an ewt → a newt。

これを異分析(metanalysis)と言います。文字を読まない人々が耳だけで言葉を受け渡してきた時代の、生々しい痕跡です。

この現象を異分析(metanalysis / rebracketing)と呼びます。面白いのは、今この瞬間も起きていることです。a whole nother story(まったく別の話)という言い方は、another を an + other と分解し直して、間に whole を差し込んだもの。文法書には載っていませんが、ネイティブは普通に使います。

日本語でも同じことが起きています。「新たに」から生まれた「新たな」、「一所懸命」が「一生懸命」になった例。言葉の切れ目は、話し手が思っているほど固定されていない——耳から入る言語の宿命です。

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🏷 異分析 orange 冠詞

まとめ

Q. orange、apron、nickname は、冠詞との切れ目を間違えてできた単語

A. a norange → an orange のように、n が冠詞に持っていかれたり奪われたりした。

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