答えthough / through / tough / cough / thought / bough / thorough / hiccough — 全部違う読み方。
📖くわしく解説します
同じ4文字が、これだけ違う音になります。
though(オウ)、through(ウー)、tough(アフ)、cough(オフ)、thought(オー)、bough(アウ)、thorough(米:オロウ/英:アラ)、hiccough(アップ = hiccup の別綴り)。
原因は、中英語の gh がドイツ語の ach のような喉の摩擦音だったこと。この音が英語から消えるとき、単語ごとに違う逃げ方をしたのです。無音化したもの、f の音に変わったもの、前の母音を変えたもの。
この混乱を皮肉った有名なジョークが 「fish は ghoti とも綴れる」(enough の f、women の i、nation の sh)。バーナード・ショーの発言として広まっていますが、実際には彼より前の1850年代の書簡にすでに登場しており、この帰属自体が怪しいとされています。そもそも gh が f と読まれるのは語末だけなので、綴りとしても成立しません。
さらに厄介なのが、同じ綴りで読み方が2つある語です。bow(お辞儀=バウ / 弓=ボウ)、tear(涙=ティア / 引き裂く=テア)、read(現在=リード / 過去=レッド)、lead(導く=リード / 鉛=レッド)。文脈がないと読めません。
この事情があるので、英語圏の子どもはフォニックスという発音規則を体系的に習います。ただしフォニックスでカバーできるのは英単語の8割程度とされ、残りは丸暗記です。ネイティブでさえ規則だけでは読めない——学習者が苦労するのは当然だと思ってください。
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❓まとめ
Q. -ough は、少なくとも8通りに読み分けられる
A. though / through / tough / cough / thought / bough / thorough / hiccough — 全部違う読み方。