答え世界の言語のおよそ5〜10%にしかない希少音。英語話者以外が苦手なのは当たり前。
📖くわしく解説します
think の θ、this の ð。この歯の間から息を出す摩擦音は、言語学の大規模調査で世界の言語のごく一部にしか存在しないことがわかっています。ヨーロッパでもスペイン語(一部方言)、ギリシャ語、アイスランド語、ウェールズ語くらい。
しかも英語話者自身にとっても難しい音で、子どもが最後に習得する音の一つ。ロンドンなどの方言では th が f や v に変わり(think → fink、brother → bruvva)、この現象は th-fronting と呼ばれています。
アイルランド英語では t / d、ニューヨークの一部でも d(this → dis)。つまり英語ネイティブでも普通に th を発音しない話者が大量にいる。日本人学習者が「s で代用してしまう」ことを過剰に恥じる必要はありません。
ではどうすればいいのか。実は完璧な th は必須ではありません。文脈があれば sink と think を取り違えられることはほとんどなく、通じないのは th ではなく強勢の位置や母音の長さである場合がはるかに多いのです。
それでも練習したいなら、コツは1つだけ。舌を歯で軽く挟んで、そのまま息を出す。噛む必要も、大きく出す必要もありません。think の θ は無声(息だけ)、this の ð は有声(声を出す)。この2つを区別できれば十分です。優先順位としては、th より l と r の練習のほうが効果があります。
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❓まとめ
Q. th の音は、世界の言語の中で極めて珍しい
A. 世界の言語のおよそ5〜10%にしかない希少音。英語話者以外が苦手なのは当たり前。