答え17世紀ごろに消えました。s の直後の w は発音しづらく、英語全体で落ちていった音です。
📖くわしく解説します
sword は古英語 sweord。当時はw もきちんと発音していました。ところが /sw/ の直後に丸い母音が続く並びは発音しにくく、17世紀ごろまでに w の音が脱落します。
同じ現象は answer(古英語 andswaru)、two(古英語 twā)にも起きています。two の w が読まれないのに、twin や twelve では読まれるのは、後ろに来る母音の丸さの違いによるもの。「2」だけ仲間はずれに見えるのは、そういう事情です。
英語の黙字には大きく2種類あります。①昔は発音していたが音だけ消えた(sword, knight, two)と、②もともと無かったのに後から書き足された(debt, island)。前者は歴史の化石、後者は学者のお節介です。
この /sw/ の脱落は、すべての語で起きたわけではありません。swim、sweet、swan では w が生き残っています。落ちたのは 後ろに o 系の丸い母音が続く場合だけ。音の並びによって運命が分かれたわけです。
この単語には有名なことわざもあります。The pen is mightier than the sword.(ペンは剣よりも強し)。1839年の戯曲が初出で、日本語にもそのまま定着しました。double-edged sword(諸刃の剣)も日常的によく使われる比喩です。
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🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
He drew his sword.
彼は剣を抜いた。
❓まとめ
Q. sword の w は、いつから読まなくなった?
A. 17世紀ごろに消えました。s の直後の w は発音しづらく、英語全体で落ちていった音です。