答えgoogle、text、friend、adult。屈折語尾を失ったおかげで、英語は品詞をまたぐのが異様に得意です。

📖くわしく解説します

Google it.(ググって)、Text me.(メッセージして)、Can you friend me?(友だち追加して)、I need to adult today.(今日は大人として振る舞わないと)。名詞が何の手続きもなく動詞になっています。

これができるのは、英語が語尾変化をほとんど失ったからです。ドイツ語やフランス語なら、名詞を動詞にするとき専用の語尾を付けなければなりません。英語は裸の語をそのまま別の品詞の位置に置ける。語順が意味を決める言語だからこそ、単語自体は自由に動けるわけです。この現象を conversion(品詞転換)、俗に verbing と呼びます。

「最近の若者の言葉の乱れだ」と言われがちですが、まったくの誤解です。シェイクスピアは He worded me.(言葉で丸め込んだ)のような表現を大量に作りました。今では当たり前の host、rain、hand、table、chair も、すべて名詞から動詞になったものです。

学習者にとっての実益は大きい。知らない動詞を無理に探すより、知っている名詞を動詞の位置に置くほうが通じることがある。ただし濫用すると幼く聞こえるので、ビジネス文書では定着済みのもの(email、text、host、schedule)にとどめるのが安全です。

スポンサーリンク

🔊この話に出てきた英語を使ってみる

音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。

Just email me the file and I'll handle it.
そのファイルをメールで送ってくれれば、こっちで対応するよ。

🏷 品詞転換 verbing シェイクスピア 造語

まとめ

Q. 英語は、名詞をそのまま動詞にしてよい。しかも昔から

A. google、text、friend、adult。屈折語尾を失ったおかげで、英語は品詞をまたぐのが異様に得意です。

🧩文法の裏ルール の他のネタ

💡 英語の雑学・豆知識をすべて見る