答えアラビア語の定冠詞 al- が単語ごと英語に取り込まれた。algorithm は数学者アル=フワーリズミーの名前。
📖くわしく解説します
アラビア語の定冠詞は al-(英語の the)。ヨーロッパ人はこれを切り離さずまるごと借りたため、al- で始まる英単語はほぼ全部アラビア語由来という見分け方が成立します。
alcohol は al-kuḥl(粉末の化粧墨コホル → 精製した物質)。algebra は al-jabr(バラバラのものを繋ぎ直す)。alkali、almanac、alchemy も同じ仲間。
そして極めつきが algorithm。9世紀バグダッドの数学者 アル=フワーリズミー(al-Khwārizmī) のラテン語表記 Algoritmi が変化したもの。私たちが毎日口にする「アルゴリズム」は、1200年前の人名です。
なぜヨーロッパ人は冠詞ごと borrow したのか。答えは単純で、アラビア語を知らなかったからです。al- が「the」に当たる部品だと分からなければ、al-kuḥl は「アルクフル」という一語にしか聞こえません。外国語は、意味の切れ目が分からないまま丸ごと飲み込まれる——これが借用語の基本動作です。
この時代にアラビア語から入った語は、科学と数学に集中しています。algebra、algorithm、zero、cipher、azimuth、zenith、nadir。中世ヨーロッパが暗黒だった時期、学問の中心はバグダッドにあったという事実が、英語の語彙にそのまま刻まれているわけです。
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❓まとめ
Q. alcohol、algebra、algorithm の al- は、アラビア語の「the」
A. アラビア語の定冠詞 al- が単語ごと英語に取り込まれた。algorithm は数学者アル=フワーリズミーの名前。
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