答え英国のインド統治時代に、生活語彙がまるごと英語に流れ込んだ。
📖くわしく解説します
bungalow はヒンディー語 baṅglā =「ベンガル風の家」。ベンガル地方の平屋がイギリス人の別荘のモデルになりました。
pajamas はペルシア語/ウルドゥー語 pāy-jāma =「脚(pāy)の衣(jāma)」。インドの男性が履いていた緩いズボンで、イギリス人が寝間着として持ち帰りました。
jungle はサンスクリット語 jaṅgala(荒れ地)、veranda はヒンディー語 varaṇḍā、shawl はペルシア語 shāl、loot(略奪品)はヒンディー語 lūṭ。
ほかにも cot(簡易ベッド)、thug(悪党)、bandana、chutney、cushy(楽な)。英語の日常語彙の一角は、そのまま大英帝国の地図になっています。
この語彙の流入には、はっきりした非対称があります。英語がインドから借りたのはモノの名前(家、衣服、食べ物、地形)ばかりで、抽象概念はほとんど入っていません。支配する側が、支配される側から何を受け取ったかが、語彙の分布にそのまま出ています。
逆方向も起きました。インド英語には prepone(postpone の反対で「前倒しする」)という、英語圏には無い便利な造語があります。英語は借りるだけでなく、行った先で作り替えられている。世界に10億人以上の話者がいる言語では、標準はひとつではありません。
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❓まとめ
Q. bungalow、pajamas、jungle、veranda、shawl — 全部インド由来
A. 英国のインド統治時代に、生活語彙がまるごと英語に流れ込んだ。
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