答えel lagarto(その=el、トカゲ=lagarto)。冠詞ごと一語として取り込まれた。
📖くわしく解説します
16世紀、フロリダで巨大なワニに遭遇したスペイン人は、これを el lagarto(そのトカゲ) と呼びました。lagarto はラテン語 lacertus(トカゲ)から。
英語話者はこれを聞いて、冠詞 el が単語の一部だと勘違いし、まるごと写して aligarto → alligator に。
同じことは何度も起きています。lariat はスペイン語 la reata(その綱)、adobe はアラビア語 al-ṭūb(そのレンガ)、lacrosse はフランス語 la crosse(その杖)。外国語の冠詞を丸呑みするのは、英語の得意技です。
この現象には juncture loss(語の切れ目の取り違え)という名前が付いています。聞き手が単語の境目を誤ると、冠詞や前置詞が本体に食い込んだまま固定されてしまう。文字を読まない人々が耳だけで言葉を受け渡していた時代の痕跡です。
ちなみに alligator と crocodile は別の動物です。アリゲーターは口を閉じると下の歯が見えず、鼻先が丸い。クロコダイルは下の4番目の歯が外に出ていて、鼻先が細い。英語圏では See you later, alligator! — In a while, crocodile! という韻を踏んだ別れの挨拶が、子どもの定番になっています。
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❓まとめ
Q. alligator は、スペイン語の「そのトカゲ」がまるごと英語になった
A. el lagarto(その=el、トカゲ=lagarto)。冠詞ごと一語として取り込まれた。
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