答えメキシコのナワトル語由来。avocado の元の意味は「睾丸」。
📖くわしく解説します
スペイン人が中米で出会った食べ物の名前は、現地のナワトル語がほぼそのまま世界語になりました。chocolate(xocolātl)、tomato(tomatl)、chili(chīlli)、coyote(coyōtl)、mesquite、ocelot。語尾の -tl が特徴です。
そして avocado。元のナワトル語 āhuacatl は「睾丸」の意味も持ち、木にぶら下がる形からそう呼ばれたとされます。スペイン人が発音しやすい aguacate に変え、さらに英語で avocado に。guacamole も āhuacamōlli(アボカドのソース)から。
ちなみに植物学者は、こういう連想を植物名で何度もやっています。orchid(ラン)もギリシャ語 orkhis(睾丸)から。球根が二つ並んだ形がそう見えたのです。
この語彙の流入には、はっきりした偏りがあります。入ってきたのは、ヨーロッパに存在しなかった動植物と食べ物ばかり。つまり言葉は、モノと一緒にしか旅をしないという原則がここでも成り立っています。
発音の変形も見どころです。ナワトル語の -tl はスペイン語話者にも発音が難しく、xocolātl は chocolate、tomatl は tomate へと語尾が作り替えられました。借りた言葉は、借りた側の口の形に合わせて必ず削られる。日本語がカタカナ語で同じことをしているのと、まったく同じ仕組みです。
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❓まとめ
Q. chocolate、tomato、avocado、chili、coyote は全部アステカの言葉
A. メキシコのナワトル語由来。avocado の元の意味は「睾丸」。