答えアライグマ猟の木。犬が夜、獲物のいない木に向かって吠え続けている情景です。

📖くわしく解説します

19世紀初頭のアメリカでは、アライグマ猟(coon hunting)が盛んでした。夜、犬に匂いを追わせ、アライグマが木に登ったところで犬が根元で吠えて知らせる、という猟です。

ところがアライグマは賢く、枝を伝って別の木へ移ってしまうことがあります。すると犬は、もう誰もいない木に向かって夜通し吠え続ける。飼い主が駆けつけても、そこには何もいない——この光景がそのまま「見当違いの努力」の比喩になりました。

アメリカの開拓時代を映した表現なので、初出も1830年代のアメリカです。的外れな相手を責めている人に「それ、木を間違えてるよ」と言えるのは、なかなか気の利いた返しです。

この表現の使いどころは、相手の努力そのものは否定せず、方向だけを指摘できる点にあります。You're wrong. と言えば人格の否定になりかねませんが、You're barking up the wrong tree. なら「頑張っているのは分かるが、そこじゃない」という含みになります。

実際の会話では、疑いをかけられたときの反論としてもよく使われます。If you think I took it, you're barking up the wrong tree.(私が取ったと思っているなら、それは見当違いです)。怒りをユーモアで包めるので、感情的にならずに否定したい場面で重宝します。

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If you think I broke it, you're barking up the wrong tree.
私が壊したと思ってるなら、それは見当違いだよ。

🏷 アライグマ 猟犬 見当違い アメリカ

まとめ

Q. barking up the wrong tree(見当違い)の「木」はどこの木?

A. アライグマ猟の木。犬が夜、獲物のいない木に向かって吠え続けている情景です。

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