答えアメリカでは「かなり良い」、イギリスでは「まあまあ」。同じ2語で評価が逆転します。
📖くわしく解説します
quite はイギリス英語では「そこそこ、まあまあ」というトーンを下げる働きをします。だから quite good は「悪くはないね」くらい。ところがアメリカ英語では quite が強調に働き、「かなり良い」になります。同じ2語で、評価が正反対です。
イギリス英語には、この手の控えめに言って強い意味を伝える言い回しが山ほどあります。「Not bad」= 実はかなり良い / 「That's interesting」= 賛成できない / 「With the greatest respect」= あなたは間違っている / 「I'll bear it in mind」= 忘れます。
この文化を understatement(控えめ表現)と呼びます。悪気があるわけではなく、断定を避けるのが礼儀とされているためです。言葉どおりに受け取ると、たいてい逆になる——それがイギリス英語の難しさであり、面白さでもあります。
この理解のズレは、実際のビジネスで事故を起こします。イギリス人の上司に企画を見せて quite good と言われたアメリカ人が、褒められたと思って改善せず提出した——という笑い話は、あちこちで語られています。
聞き分ける手がかりはイントネーションです。イギリス英語で本気で褒めるときは、quite を弱く、good を強く長く言います。逆に quite に力が入っていたら、それは値引きです。語だけでなく、どこに力が入っているかまで聞く——これができるようになると、英語の理解が一段深くなります。
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🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
Your presentation was quite good.
君のプレゼンは、まあ悪くなかったよ。
❓まとめ
Q. イギリス人の「quite good」は、褒めていない
A. アメリカでは「かなり良い」、イギリスでは「まあまあ」。同じ2語で評価が逆転します。
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