答え交通事故など、法的責任が絡む場面では「非を認めた」と受け取られることがある。
📖くわしく解説します
日本語の「すみません」は、感謝・呼びかけ・軽い謝罪をまとめて担う便利な語ですが、英語の sorry は「自分に落ち度がある」という含みを持ちやすい語です。
特にアメリカでは、交通事故の現場で I'm sorry と口にすると、過失の承認と解釈されうるため、まず言わないよう助言されるのが一般的です(これを緩和する『謝罪法(apology law)』を持つ州もあります)。
用途で使い分けるのが安全です。人に呼びかける・道を尋ねる → Excuse me.、人の前を通る → Excuse me. / Pardon me.、感謝 → Thank you.(Sorry for the trouble より Thanks for your help のほうが好まれます)。
ちなみにイギリス人は日常的に sorry を連発しますが、これは謝罪ではなく社会的な潤滑油。ぶつかられた側が sorry と言うことすらあります。
この違いの背景には、謝罪が法的な意味を持つかどうかという文化差があります。日本では謝罪は関係修復の作法ですが、アメリカでは責任の所在を示す発言として扱われうる。同じ言葉が、片方では潤滑油で、もう片方では証拠になります。
とはいえ日常生活で怖がりすぎる必要はありません。人の足を踏んだ、遅刻した、聞き返す——こうした場面の sorry はまったく問題ありません。注意が必要なのは事故・損害・業務上のミスなど、責任の話になりうる場面だけ。そこでは I'm sorry の代わりに Are you OK? と相手を気づかうのが、心情的にも実務的にも正解です。
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🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
Excuse me, could I get past?
すみません、通してもらえますか?
❓まとめ
Q. 英語圏で Sorry を軽々しく言ってはいけない場面がある
A. 交通事故など、法的責任が絡む場面では「非を認めた」と受け取られることがある。